方々から勧められてたのやっと観たけどよかったな！全5話の小規模なドラマでありながら横道世之介から連なる俺たちの好きな沖田修一がしっかり根底に流れてて、西陽に照らされ園庭で追いかけっこする松田龍平を、同じく西陽に照らされて物思いにふける助手席の松田龍平を眺めてるだけでたくさんの感情がじんわりと渦巻く ドラマだけど映画だなって思えるショットが嫌味なく連なりつつドラマらしいテンポも残してて、家族ものだけど嫌じゃない ドラマってこんなにエモエモ外連味を斥けてつくれるんだっていう希望にもなった ぴったりちょうどよくてありがとう
わりと予想通りのなんの変哲もない第一話だなって思ったらラストで急に涙がピャッて出て特別になっちゃう魔法、漫画部門は『正反対の君と僕』で決まりなのですがドラマ部門は本作でお願いします 彼との関係性も程よくてよかったな ギャグにも振りすぎずエモにも振りすぎず、でも最終話のあの小さな笑いを思い出すだけでこころがぽっかりする、あのかんじ
あと甥っ子のれんくんがすごすぎて心揺さぶられまくる、この子がいることでこの家族が本当の家族でないなんて信じられない、この特撮がこのドラマのためだけにあるなんて信じられない、ていう鬼のようなリアリティを生んでる 子役が天才なのか沖田修一が天才なのか
令和の新時代ドラマを打ち出す作品はたくさんあるんだろうけどそれなのに嫌なところがない、足し算だけで作品を眺めてられるって地味にすごいことだよね 園庭で鬼の囲いにおとながふたり入れられるやつなんかよかったな〜とかそういうかんじ カメラで語れる作家ってまじで頼もしくてありがたい
