毎週楽しみだった。最後まで期待を裏切らなかった。最近の日本ドラマでは稀有な傑作！
砂漠を歩くスーツの男。という出だしから上手い。主演の堺雅人は半沢倍返し同様、力を込めたせりふ回しで暑苦しくも圧倒してくる。ジキルとハイド氏的な２役も良かった。インド映画RRRでも違和感なさそうな濃い顔の阿部寛は目力であちこち脅しまくる。元力士のドラム役は喋らない分、可愛らしい表情が生きて癒しの存在。
２話３話辺りの二階堂ふみの役の情が絡む展開はやや中だるみするが、日本に帰ってからの、怒涛の展開に驚く。山本のキャラ、松坂桃李の演技が良かった。桃李はアノ映画に出なかったら良かったのになあ。
バルカに戻ってからの役所＆ニノの登場からの新たな展開はやや芝居がクサいシーンもあったが、演技力でカバー。ちょい役だがナックスの音尾さんが出て来て、米粒に斬られるのが良き。
これだけ風呂敷広げたらラストで尻つぼみになることが多い中、ラスト回は更にヒートアップ。色々と気になることを残し風呂敷は畳まずにエンド。今流行りの続編ありき、も面白かったので逆に嬉しい。ドラマか映画か、スピンオフもありそうな、これからも楽しみな作品。見なきゃソン！
