ガス

デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃のガスのレビュー・感想・評価

4.5
バンドをやっている者なら共感の嵐です!
今夜ステージに立っているかどうかがバンドの全て!

架空のバンドの話しなのですが、70年代に実際に存在したかのようなリアル感、素晴らしいオリジナル楽曲、俳優さんの熱い演技、懐かしさ溢れるフィルム感のある美しい映像、そしてロックバンドが持つ夢と儚さ...
全て真っ直ぐに心に響きました!

頂点にたどり着いた時に解散...
バンド内に問題が多過ぎた、でもだからこそ、その危うさがアーティストの魅力でもあり、同時に歌詞とメロディに人間の背負っているものが表出し、個人的なものを超え、作品は普遍的な美しさと共に輝き、人々に届く。

主演のサム・クラフリンさんとライリー・キーオさんはカッコよく美しく、正にロックアイコンを象徴するようなアティチュードを醸し出していました。
ライリー・キーオさんの歌声は女優を超えていて、本物のシンガーでした!

全ての70年代ロック、バンド、ミュージシャンにオマージュを捧げるような素敵な作品です。
ガス

ガス