ca324

キリング・イヴ/Killing Eve シーズン1のca324のレビュー・感想・評価

4.0
サイコパスな殺し屋とシリアルキラーを追うのが趣味のMI5職員というダブル主人公を女性同士、片方は中年アジア人女性にしたのがエポックメイキングな作品だと思います。上司も女性だし。そういえばリチャード・マッデンの「ボディガード」も普通に警察上層部に女性がいるのすごくいいなと思いました。
イヴとヴィラネルが互いに執着し合う百合味のある関係性、音楽やロゴフォントの色っぽい怪しい雰囲気も好き。前半はヴィラネルの人物像がまだ分からない中、彼女がパリのアパルトマンで過ごしている様子だったり、どピンクのドレスで街を闊歩してるビジュアル、一切の躊躇なくぺらぺら嘘をつくところ、すごく魅せられました。イヴが彼女に嵌っていくのを視聴者も追体験してる感じ。
後半はがちゃがちゃ突拍子もない展開で、あのラストで次シーズンに引っ張るというのは、ろくな終着点を見つけてない時のとりあえず措置に見えてしまった。
WOWOWにて鑑賞。
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