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ハヤブサ消防団のmanamiのレビュー・感想・評価

ハヤブサ消防団(2023年製作のドラマ)
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地縁、遠くの親類より近くの他人、本来の意味での「確信犯」。
派手さも爆発的なものもないけど、ハズレ回なく毎週しっかり面白かった。「一話完結でないミステリーものあるある」の、「ムリヤリ回収するラスト」を若干危惧してたけど、最後までしっかり地に足がついていて、好感度の高い終わり方だったわ。
最終回冒頭、サンカクで太郎ちゃんと杉森が向かい合う論戦シーンはシビれた。両者を交互に映し出し、それがどんどんズームされていき、会談が決裂する際には不安定なアングルとなる。「ユートピアはどこにもない、あるとしたらそれぞれの心の中に」
ただ、その杉森弁護士(浜田信也)は、番組公式サイトにもFilmarksにも記載がないんだけど。なんでだ???
他キャストもミーハー感少なく、みんな役柄にピッタリ合っていた。意外性のあるキャスティングも楽しいけど、こういう安定感のある布陣もやはり心地良い。今作のように謎だらけの不穏なストーリーなら余計にね。
勘介はあまりにもアホで愛おしくなってくる。消防団の面々も、オジサン達がイチャついてるの可愛い。中山田さんはどんだけハヤブサ好きなの、そのうち彼も移住して来かねないな。そして町長はしぶとい。
のぶこちゃんは…不憫や泣
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