どらどら

季節のない街のどらどらのレビュー・感想・評価

季節のない街(2023年製作のドラマ)
5.0
とりあえず1話。最高。
とっくにこの社会はぶっ壊れててそれを見ないふりしてるだけ。
ぶっ壊れていない方がおかしい。ただそれだけのこと。
最高にアナーキー。

2話
ぶっ壊れた社会ではそのぶっ壊れた社会のルールに則った奴が勝つ
まともであることは糾弾される
一見そうだ
じゃあまともであることの誠実さ、報われない誠実さは無価値なのか?
その報われなさにクドカンは救いを見出す

3話
もともと家のない人は仮設にも入れないという謎システム
言葉面だけが上滑りし当事者は置いてけぼり
公助からこぼれ落ちた(こぼれ落とされた)ところで被支援者同士の共助で成立する地獄
あのおじさんだって終わらない悲劇を生きる被支援者なのに
「大変だった」じゃない、大変なんだ

4話
日雇い労働というもっとも「取り替え可能」な男たちの取り替え不可能性についての話
父親という「取り替え不可能」と思われているものの取り替え可能性についての話
どらどら

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