mao

最高の教師 1年後、私は生徒に■されたのmaoのレビュー・感想・評価

3.7
「私の神、カズマサ・オダに誓って」

高校教師の九条里奈は、担任クラスの卒業式を迎えたその日、生徒のひとりによって殺された。意識はそこから1年前の始業式へ舞い戻る。2度目の人生が始まった里奈は、自分を殺す犯人を見つけ、最悪の未来を避けるため、問題だらけの教室と自分を変えることを決意する。


やさしい夫、かけがえのないふたりの親友。

2周目の人生で、自分が支えられ、愛され、大切にされ、そして自分もまた大切にしたいと思っていること、自分ひとりで生きてはいないということを思い知り、時に生徒自身の姿に何かを学んだからこそ、生徒たちへの言葉に切実さが増したのだとは思うが、どれもスーパーロング台詞なので、正直言うと「白けた」。

闘うと決めた鵜久森の、あの涙ながらのメッセージも、もう少しだけキュッ🤏🏻としていれば感動できただろう。とにかく長い。伝えたいこと、泣かせたいところ、がとにかく長い。

「すっげえ言ってること分かるんだけどさ、動かないんだよね、俺の心。悲しいね」

里奈の最後のスーパーロング説諭、わたしも「すっげえ言ってること分かるんだけどな」と思いながら聞いていたら、聞かされていた生徒がそう言ったので、だよね、、と思ったよ。遮らずに最後まで聞いたのえらいな、あの子。

松岡茉優や芦田愛菜が悪いわけでは勿論なく、みんな最高のキャストだったんだけどな〜。

松下洸平はもう、言うことはひとつもない。大好き。蓮みたいな夫がいたら絶対に死ねない(わたしは松下洸平の全国ツアーに行きたいなと思っているくらい彼のことが好きだ)。

里奈の親友のひとりである夏帆役・ラランドサーヤも良かった。この人ほんと、いろんなことをそつなくこなすよね。

教師陣は長井短、細田よしひこ、犬飼貴丈、教頭に荒川良々と、またクセ揃いだなと思ったが、みんなナチュラル〜にただ教育者としてそこにいる。もし佐藤二朗がいたら終わりだったかもしれない。

後日配信される特別編は観るとして、「最高の生徒」も観た方がいいのかな〜。
mao

mao