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よくおごってくれる綺麗なお姉さんのrieのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

すべて観終わりました!
割と好きな物語で、面白かったです。

このドラマは、ただの恋愛ドラマではなく、恋愛を主軸にしたヒューマンドラマ的な色合いがありました。
まさに、主人公の成長を描いていました。

そして、「人のいいなりになっていたら、本当の意味で幸せにはなれないんだよ」と教えてくれた気がしました。


12話までは、少し飽きたなとおもいましたが、それ以降良かったです。

大雑把にまとめると、前半は年下彼氏に愛されてラブラブ&元彼ストーカーからジュニが守る。前半の物語では、ジナが頼りなくて守られている、少しイライラさせるキャラクターです。
しかし、後半のストーリーでは、逆にジナが逞しく強いキャラクターになります。それは、自分より自分を大事にしてくれる恋人ジュニの存在によって、自分を大切にする様に変わったからです。

そして、会社のセクハラ問題も、解決しなかったけど、その方が現実的です。そう簡単に解決できる問題ではないと思いますし、むしろ問題提起して変わらない会社を見限り退職を選んだ、ジナは正解だったと思いました。
会社のことが片付かない状況で、ジュニとアメリカに逃げず、別れを選び、 会社にも母にも立ち向かった姿勢がジナ自身の成長を描いており、良かったです。

最終的には、「ジナなしでは生きられない」とジュニに言われ、抱き合いハッピーエンドになるのですが、
最後に、たとえジュニが来てくれなかったとしても、仕事も恋人も住む場所もなくした主人公が、なぜか悲壮感なく、どこか清々しくスッキリしていたのは、さまざまな課題に直面し逃げずに、立ち向かいやれることをやって区切りをつけ、新たな一歩を踏み出していたからだと感じました。

物語の中盤から後半あたりで、ジナが「ジュニさえいればいい」と言っていた通り、逃げずに色々な現実と向き合って、自分なりの答えに辿り着いて、最終的にハッピーエンドとなったので、私は納得できました。

ただ、よく奢ってくれる綺麗なお姉さんというタイトルはイケてないですね〜笑
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