ゆずの木

ペイン・キラーのゆずの木のレビュー・感想・評価

ペイン・キラー(2023年製作のドラマ)
4.4
ヘロイン入りの鎮痛薬を危険と知りつつ金儲けのために流通させた製薬会社の話。薬物依存が蔓延るアメリカの闇。いわゆるドラッグが医師の処方箋で薬局で受け取れるという状況を知らなかった。それなら自分にも起こり得る。当事者だけでなくその家族の生活も壊す様が効果的に描かれていて怖かったが、どちらかといえば供給者側の視点に立って見てしまった。(このドラマが他の薬物依存を描いた作品と異なる点は薬の開発、流通を丁寧に描いているところ。)大量に社会に出回るものには重い責任がつきまとう。
余談だが創業家のサックラー家を相当悪者に描いているが、こうゆうのって名誉毀損にはならないのか不思議。なっても勝てるって事なのかな。
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