デップvsハードのルルドのネタバレレビュー・内容・結末

ジョニー・デップとアンバー・ハードの裁判の過程とそれに呼応するネットのインフルエンサーや熱狂する世論を追ったドキュメンタリー。

判決のみニュースで知ってて「ジョニデが変な女性に引っかかって大変やってんなー」くらいの認識だったが本作を観て、実情が全然分からなくなる。

州によって違うらしいがジョニデ側が戦略として裁判がTV中継されるバージニア州を選び、裁判の度にアンチアンバーの世論が高まっていく。そして恐らく陪審員もニュースやネット上での世論を目にしているはず。（建前では禁止されていて裁判中の情報のみで判断しなければいけない）

アメリカの裁判では陪審員（と視聴者）への心証を競い合う演技合戦の要素が強く「真実」より「どちらが被害者に見えるか？」で圧倒的にジョニデが心を掴んでいく。
アンバー曰く「手にハサミがある様に思わせる事の出来る男」に勝てるわけがない。

個人的には酔っ払いの言う事は信用しないし、ましてや酔っ払ってドラッグきめてた人間の話しなんか信憑性ゼロだと思うのだが。

アメリカの陪審員ならびに世論はアンバーが💩したと結論付けたのか！？
アメリカの裁判が茶番過ぎてビックリなのと何でもエンタメしてしまう精神に感心する。