苦学生で家庭にも難があるという主人公の苦労にはもちろん共感できるのだけど、主人公本人の人間的な稚拙さがその歪みを助長していて、そういった嫌な面が仕草や表情などにも表現されるので視聴する側は終始やや居心地が悪い。この主人公をこれ以上見るのが辛いなと思ってました。
主人公を演じている俳優さんのエン君、本当はとてもかっこいい方なので良い意味でびっくり。素晴らしい演技力です。
おそらくこの主人公は自分の稚拙さに気付きながらもそれを修正するまでの力は待ち合わせていなくて、その理由が貧困。
金銭的な面だけでなく養育態度も精神的な繋がりも愛情も様々な欠落のベースに貧困があってこの人が出来上がったのだなというのが一話の中にきちんと描かれていて素晴らしかった。