すみ

フェルマーの料理のすみのネタバレレビュー・内容・結末

フェルマーの料理(2023年製作のドラマ)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

「料理で神を超え、真理に辿り着く」
そんな大きな挑戦から始まり、最後の最後は料理人としての1番基本に立ち返る。
真理とは今よりさらに上を追い求める料理人の姿そのものだ。
1話で二人が目指していたものが抽象的すぎて、最後はどう回収するんだろう?と思ってたので、この答えにはそうくるかと。

漫画原作なこともあるのか、安心して見れる王道ストーリーだったけど、実写にするとややチープなところもあって塩梅が難しいなあ。
後半の岳の豹変っぷりには驚いたけど、一つのことをひたすらに突き詰めるそのストイックさを考えるとうなづける。個人的には、豹変っぷりと演出はもうすこし控えめでもよかったんじゃないかと感じた。

Kにみんなでい続けるのではなく、最終的に料理人としてそれぞれの道に進んでいくのがよかったな。

キャスト面では、小芝風花、白石聖、久保田紗友が好きなので女の子が出てくるたび目の保養だった。
数学が全然わからないので、数学的要素と料理のひらめきのシーンは???という感じだったけど、わかる人はもっと楽しめたのかな?
劇伴の中でもメインテーマが厳かでかっこよくてとてもよかったな。

1番前を行く者はいつだって一人だし、才能は時に人を孤独にする。
だけど、ともに高めあえる仲間がいれば、孤高でありながらも決して孤独にはならない。
海と岳のなによりお互いを信頼し合うブロマンスっぽい関係性が好きだった。(notボーイズラブ)
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