糸

天狗の台所の糸のレビュー・感想・評価

天狗の台所(2023年製作のドラマ)
5.0
「僕は、無類の食いしん坊なんだ。」
「僕はなるべく、おいしい状態で食べたいんだ。」

今期、いや2023年いちばん良いドラマだった。
これを観るために毎日があった気がする。

元々の原作もその設定から隅々まで良くて、
実写化大成功…
むしろ、実写の方がすきだなぁと思える貴重な作品だった

丁寧に生きて、“食”を大切にする生活をわたしもいつか送りたいし、ひとつひとつ、心に染み渡る映し方と、生活音と、サントラと、主題歌と。

四季をたいせつに、時間をかけて撮っているように見えてたったの1ヶ月で撮影した作品だと知り驚きだし…基役の駒木根さんが、普段はとっても朗らかな方だと知り驚きだし…有意役の塩野さんが、普段も有意そっくりの明るくてやさしい方だと知れたのもうれしかった。

あと何より不意打ちの原田泰造さん……角田さんも……だいすきな役者さん…ありがとうございます……
オンの越山くんといい、基の駒木根さんといい、役者さんの染まり具合があたたかかった。
これからの彼らの演じる姿もたのしみだな~




梅シロップ、
小さい頃から母が毎年夏に趣味で作るのが恒例で
暑い日は炭酸水で、寒い日はお湯で割って飲んでいて
実家を出るときにわたしの知らないうちに、荷造りの中に手作りの梅シロップと梅干しが入っていて。
そんなことを思い出したな
糸