このレビューはネタバレを含みます
とても満足度が高い。
歴史物のような重厚さもありつつ、ラブコメのようなコミカルさも、後半には推理要素も加わってきて、両立できてるなんて新感覚。
扱うテーマも多く、主CPのラブストーリーを主軸に、母娘の関係構築、城陥落の復讐に加え、嫡子庶子問題・皇帝の後継争い・正妻側妻の関係…あげだしたらキリがなさそうな程のお話が繰り広げられる。
と、煩雑になりそうなのに、コミカルな演技につられて、シリアスになりすぎずに見ていける。ずっと楽しい。
全体的に黒と灯を効果的に使いスタイリッシュに描かれている。絵画的な演出もあり、映画を凌ぐ印象も。目にも美しい。
マイナス点は公主や令嬢が多すぎるところとくり返される報復を見ているのがやや不快(私が仕返しが嫌いだから)で残念だった。