日々生きていく中で、心に浮かぶけど言語化する前に消えて溶けてしまうような、だけど多くの人が感じたことがあるような、その一瞬の感情をキャッチして描き出したようなドラマ。
話の内容はどちらかというとネガティブ寄りから始まってるし、何か大きな展開があるわけじゃないし、“考え方”の話だから好みは分かれると思う。でも、自分の場合は、静かにひっそりと、心の中で「わかるな〜」を重ねつつ、いろいろ考えながら最後まで見た。
ゆったりと静かで、少し薄暗めの雰囲気もあるから、作品に対して申し訳ないけど、自分は倍速で見るくらいがちょうどよかった。でも、話が進むとどこかあたたかさを感じるようになる作品。いい演出も散りばめられてた。
「一番好きな花」じゃなくて「いちばんすきな花」なのもこの作品の世界観だと思う。
自分の生きづらさと他人の生きづらさを比べるのはお門違いと分かっていながらあえて言うと、多分、この作品に共感できない人は、きっと私より人生生きやすいだろうな、と思ったりした。🌼
