「silent 」の生方美久による脚本は発せられる台詞の一つ一つが凝っていて、くどさもあるが“2人が苦手“な4人の中にあっては理解と思いやりを感じる素晴らしい出来だったと思う。
坂本裕二に影響を受けたであろうテンポの良い大喜利チックな掛け合いは心地よかった。
それぞれが抱える生きづらさを的確に言語化し、洒落た一軒家で心地よく過ごす様は最高のファンタジーで、第一話から切望していたシェアハウス生活が終盤で叶うのも嬉しい。
生きづらさを抱えた視聴者は解決法を見つけられないまでも、ちょっとがんばってみようかな、と思わせてくれる作品だったように思う。
