雪深き森の中の村民たちの元に、謎のクリーチャーが今にも死にそうな男を運びこむ。ジヤは大切な恋人アシエを故郷に残し、医学を学ぶためイスタンブールに向かう。

飢えに苦しむ村民たちに、あるものを与えるクリーチャー。大学入学初日に早速窮地に陥ったジヤは、かつてこの大学で教えていたという、あの変わった男を探すことにする。

大芝居を打ってイーサンに近づき、自分を徒弟にして実験に加えてほしいと頼み込んだジヤ。だが、そうして実行した初めての実験が惨事を引き起こす。

自分がしでかしたことの重大さに改めて恐れをなしたジヤは、ユヌスに助けを求める。一方、その頃アシエは、恋人を驚かせようとイスタンブールに向かっていた。

疲れ果て、熱にうなされながらも故郷ブルサに戻ったジヤだが、会いたい人たちとはすれ違ってしまう。同じ頃イーサンは、旅の一座のもとに居場所をみつけていた。

イーサンの善意からの行為が、一座に大きなトラブルをもたらすことに。ジヤは故郷の村で平穏な暮らしを取り戻そうとするが、そう簡単に過去から逃れることはできない。

長年の想いを成就させ、準備も重ねて、人生の大事な一歩を踏み出したジヤとアシエ。一方、逃亡中のイーサンも、彼にとって特別な存在となる人に出会っていた。

自分を創造した張本人であるジヤと再会し、これまでのことを話して聞かせるイーサン。そして起こった悲劇。そのすべてを、この真実の物語の証人が書き残していた。