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侵入者たちの晩餐のmfのネタバレレビュー・内容・結末

侵入者たちの晩餐(2024年製作のドラマ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

家事代行会社セレーヌ勤務、清掃業務に従事する田中亜希子、料理スタッフの小川恵。
いつも現場で会ってもプライベートで会うことはなかった。ある日、芸能界引退後にセレーヌを立ち上げた若き社長の愚痴が止まらず、2人は喫茶店で愚痴の延長戦。脱税疑惑、タンス預金があるであろう社長宅に侵入し、低賃金で雇われている腹いせに泥棒を画策。人助けという名目。
小川の友人、犯罪に詳しいという江藤香奈恵を誘い3人で実行に移すことに。まずは社長室に忍び込み自宅の鍵を盗み合鍵を作った。犯行当日、運良くコンシェルジュ不在、一週間不在のガーリーな社長の自宅に無事侵入。しかしなかなかタンス預金は見つからない。
潜入中、小川は社長の脱税疑惑を聞いた知人に電話するも脱税ではなく節税だと聞き、小川の早とちりだったと分かる。社長の部屋には寄付の賞状も見つかり、脱税疑惑は薄らぐ。泥棒する理由が無くなり3人は社長宅を後にする。
盗みはしていないが住居侵入罪を犯した3人。結局罪を犯している3人は罪悪感に駆られ罪滅ぼしに社長宅に戻り、掃除と日持ちする料理をする。料理はできたが、社長が帰ってきた時に不自然だろうということで結局3人で食べることに。侵入者たちの晩餐を楽しんだ3人は片付けをして帰ろうとしたところ、物音に気付く。男が侵入していた。

男は重松洋介。宅配アルバイトでよく社長宅に訪れていた。3人が一度社長宅を後にした際に重松は社長宅に侵入をしていた。
重松を捕らえた3人。しかし自分達も侵入している身で警察に通報しても整合が取れない。まずはダンボールに詰めて連れ出そうとするも、ダンボールが見つからない。マンションの一階にダンボールを取りに行く小川。しかし社長が帰ってきたのを目撃してしまう。急いで小川は社長宅に戻り、重松をタンスに隠し急いで3人は自分達も身を隠す。社長が家を空ける予定だったのは二日後だった。
各自、身を潜めたが翌朝拘束されタンスに隠された重松を発見してしまった社長。重松の身を解こうとする社長の前に自ら出てきた田中と小川。2人は経緯を一通り説明し、弁明した結果、通報を免れた。重松も許され開放された。社長の心の広さに感動しつつ田中と小川、重松の3人は社長宅を出た。

一方、社長宅に残された江藤。江藤は元旦那の不倫で離婚していたが、社長宅に飾られた写真を見て、不倫相手が社長だったと知る。怒りが湧いた江藤は社長に襲いかかる。しかし江藤を食い止めたのはコンシェルジュの毛利だった。
毛利は元アイドルだった社長のファンだった。社長の部屋を見てみたい思いを持った毛利もまた社長の部屋に忍び込み、身を潜めていた。
江藤を残してきたのが気掛かりだった田中と小川、重松は再び社長宅に戻るも、社長に刃物を向けた江藤とそれを食い止める毛利がいた。毛利の動機はキモかったが社長の温情で無事5人は全員開放された。

社長こと藤崎。彼女には通報出来ない理由があった。藤崎は実は脱税をしており3億円のタンス預金があった。現場検証となればタンス預金も見つかってしまう。

開放された毛利は自身の罪の意識に駆られ、やはり自首するという。必死に食い止める重松。重松のポケットから社長宅にあった人形が落ちてしまった。人形はタンス預金を金に変えたものであった。それに気付いた重松は社長宅に戻った際に盗んでいた。
逃げる重松は毛利、田中、小川、江藤に食い止められ、通報。重松は逮捕された。全員事情聴取を受け、社長の脱税が明るみに。藤崎、芋蔓式にその彼氏も逮捕。
会社も畳まれ、他の家事代行サービス会社に転職した田中と小川。再び江藤と3人で集まり、侵入者たちの晩餐をとるのであった。
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