緊縛の縄の数が増えていって、そのシーンが美しかった。今は分からないけれど、これまでSM業界でエホバ二世が活躍しているんだな〜と思ったことが何回かある。同二世はどういう心理でそういう方向に行くのか、その説明は主人公の遥の言うとおりかもしれない。
遥は、受け身で表情もないけれど、行動力があって面白いと思う。
宗教二世は、親と宗教で雁字搦めで、洗脳もされるから、人生の前半はからっぽになる。大人になってからもそこに引っ張られると虚しい。と思っていたけど、さっと緊縛の道を行けるというのは、いい。
縄との出会いだ。
森山未來演じるお父さんが好きだ。海を見ながら「ごめん」というお父さんの涙に涙。お金がないというのは、大変だ。息苦しいほど距離が近い、家族的な宗教団体には、貧しい家族を世話する機能がある。世話好きのばあさんたちがいる。
エホバの証人では、「援助」という言葉だった。
タイトルについて。「つぶやく」??「神の子は縛られる」って話だった。