a

氷点2001のaのレビュー・感想・評価

氷点2001(2001年製作のドラマ)
-
「わたしの心には氷点がある。氷点は心の沸点である」。まさにそんな感じの母(浅野ゆう子)。この人の苦しみが分からなかったけれど、そもそも娘を殺される母の苦しみが分かるかという話だ。
ドロッドロの物語×キリスト教精神?いつ聖書とか聖句が出てくるのかなと思ったけれど、出てこなかった。

愛とは? 愛しているから執着し、愛していたから傷つけたくて、愛していたから取り返しのつかない行動に出たという。愛に振り回される大人たち。
でも後半になるにつれ、愛とは悟りなんだと思った。

育てた娘を愛したい、愛せない、夫が憎いのに好きで、家族を壊したくない、全部ぶちまけたい。葛藤のなか、身動きが取れない母親の苦しみが、表に出た瞬間、からの最終回。こんなに泣くとは。号泣。
a

a