Yuu

不適切にもほどがある!のYuuのネタバレレビュー・内容・結末

不適切にもほどがある!(2024年製作のドラマ)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

ふてほど最終回、素晴らしかった!
大団円で、様々な展開が詰め込まれていて、終わり方も良かった。年代差に関する議論の終着点として、双方の追及によって新たな溝を作る必要はまったくないことや、過敏になりすぎずに一つ一つのことに茶々を入れることを減らせば、平穏な世の中が築けるかもしれないという期待が込められていたと感じる。

Creepy さんの演出も素晴らしく、主題歌にもたくさんの想いが込められていると思う。

ラストシーンにあったように、30年経ったら今の世の中は旧世代になり、価値観も古くなる。未来を託された者たちが逆に未来を託す側になる。

この作品はまだ見ぬ未来を理想として描かれたドラマであり、令和よりも先の時代を想定し、正解は永遠にない問いを投げかける挑戦がなされていたと感じた。

未来への期待がドラマの根底にあることに気づいた時、自分も悲観してばかりはいられないと思った。

この素晴らしいドラマがエンタメとして後世に残る記録資料としてだけでなく、問題を再確認し、互いに歩み寄ることのできる世の中を作るきっかけになりますように。

(追記:純子/渚のシーン最高だった!毎話出演しているキャストさんや他作品のオマージュも楽しむことができてその点でもめちゃくちゃ良かったです。)
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