2024.03.31
宮藤官九郎さん脚本の連続ドラマ。
何やかんや面白くて10話まで完走してしまったのでちょびっと感想。
と言っても登場人物がそれなりに多くて
昭和から令和へ←またその逆も含めて
程よくタイムスリップネタも織り交ぜて来るので最終話へ到達する頃には相関図もそれなりに複雑になって来ます!
この人とこの人は接点あるけどこの人とは面識無いのか〜とか。
流し見してると恐らく何が何やらと思いますが、
これこそが人間ドラマの極みというか。
人生はやはり対人との繋がりと対話で出来てる事を改めて痛感させられる側面もあり、昭和と令和の様々な価値観を織り交ぜながらどの時代も
『生きるって大変よなぁ....』
と愚痴をこぼしながら何やかんやで生きていくもんだ。
という当たり前の事を真っ向から勝負しているクドカンさんやはり凄かった!
1話の「話し合いましょう」から
スタートして「寛容になりましょう」で着地するというのも一見するとスッキリするように見えるけど、
その人の置かれてる状況や視点によってはその一言では解決出来ん事もある。
という部分も含めて隙がないと言うか
最後の最後まで自力で考える余白を
それとな〜くやんわりと残している所も含めて好感触の高いドラマでした。
本当にざっくりとした感想にはなりますが、こればかりは自分の目で確かめて頂くのが手っ取り早いのと、
人間観察力を鍛える!という意味でも
出会えて良かったと思います。
サカエさんの「寛容と甘えは違います」と一刀両断切れ味最強のセリフが見事にパンチ喰らいました。
人間関係は寛容さに頼り過ぎれば当然の如くバランスも悪くなるし、一番響いた名言だったと思いますね!