ちぇり

マイ・デーモンのちぇりのネタバレレビュー・内容・結末

マイ・デーモン(2023年製作のドラマ)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

キャスティングは最高。鑑賞前の期待値もマックス。雰囲気も最高。だからこそ中身はちょっと物足りなさを感じた。ラブロマンスのファンタジーで、トッケビ的な雰囲気があるとのことだったが、やはりトッケビを越えられない。もちろんロマンチックなシーンも多く胸きゅんもあるが、財閥の相続争いやサイコの長男に命を狙われるというサスペンスな部分が物語の軸になっているので、この部分にさかれるパートが多かった印象。デーモンとドヒの過去の縁、朝鮮時代のシーンはかなり好きだったし、ソンガンが悪魔になった理由の物語は悲しすぎてめっちゃ泣いた。ああいう感じのストーリーがもっとあれば満足だったかなという印象。やはりどうしてもラブロマンスというより、サスペンスとかの内容が強く残っている。
ドラマの中で主要人物だけでも、チュ女史、ドギョン、ドヒの両親、ノソクミンの手下、情報をリークしようとした社員等、意外と多くの人が殺される。ドギョンはすごい嫌な奴という印象が強かったけど、最終話の母の回想を見て、彼もノソクミンという悪魔の元で母の代わりに数々の暴虐に耐えながら生きていたのだなということを知ると、一気に可哀想な人だったなと思うようになった。諸悪の根源はノソクミンだよな。
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