み

舟を編む 〜私、辞書つくります~のみのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

すごく良いドラマだった!言葉の大切さや向き合い方、言葉を使って人と関わること、情熱を持って辞書作りに取り組む人々、すべてとても丁寧に描かれた作品だと感じた 一つ一つの台詞が良くて、どれも外れがなくて、何度もドラマを見返してずっと大切にしていきたいと思った

原作小説とは違った部分がたくさんあって、そこも面白かった。主人公を岸辺さんにし、小説の前半にある馬締さんが主人公のターンをほぼカットして岸辺さんの家族や過去を掘り下げて言葉の大切さについて 岸辺さんは1話だと辞書に詳しくないし、言葉の使い方もうまく分かっていなかったり、失敗したりしていて、そこから少しずつ成長していくのが自分と重ねやすくて良かった

原作小説は10年くらい前に書かれたものだから、それが紙の本はやめて電子書籍にしようって意見が出たり、コロナ禍になったりと現代に合わせたストーリーになってたのも良かったと思う 原作小説ファンとしてその変更が雑だとムカつくけど、とても丁寧に描かれていたから、これもいいねって受け入れられた

あと個人的に松本人志先生が生きて大渡海の刊行を迎えられたことがとても嬉しかった 最後のスピーチは泣いたし、特に天童くんが言いかけてやめたことを松本先生が覚えていたのは感動した

中学生の時に読んで、本を作る仕事がしたいなと思って、進路を決めてここまできて、就活中の今またこのドラマを見れて良かった。私も言葉を大切にしていこう
み