ゆ

舟を編む 〜私、辞書つくります~のゆのレビュー・感想・評価

4.2
素晴らしいドラマでした。
"生きることは変わること"、"今あなたの中に灯っているのはあなたが言葉にしないと消えてしまう光です"、"寂しさに打ちひしがれそうな旅の日々にも心強い相棒となるような舟を"、素敵な言葉が溢れ、言葉にすることの大切さ、言葉は人を救うこともできるしナイフにもなること、改めて感じました。

最後の松本先生のスピーチで涙腺崩壊。
私も勝手に…

佐々木さんはみんなのお母さん的立場でツッコミも的確頼りになる最高の存在でした。

天童くんはブレない強さと情熱が最高、松本先生ちゃんと分かってたんだねと感動しました。

荒木さんは松本先生との夢を実現しまた次の夢へ、荒木さんの譲れない信念が心に刺さりました。

松本先生はいつもみんなを導き大切な気づきと教えをくれる寛大で仏のような存在でした。

馬締さんは常に中立的立場でみんなを見つめ、弱そうに見えて頼りになる愛に溢れた面白い変人でした。

香具矢さんは美しく芯のある頼りになるお姉さんで馬締さんとお似合いの癒しの存在でした。

西岡さんは辞書編集部を裏で支える必殺仕事人で、"情熱に情熱で応える"の言葉通り辞書作りに夢中になる編集部員達の見えてない部分を補ってくれる、チャラそうに見えてあなた自身にもちゃんと情熱のある人でした。

宮本さんはほんっと良い人、みどりが言ってた通り優しくて頼れて面白い誰からも愛される、恋人にしたいザ理想の彼氏で、ちょっとあるかなと思ってたみどりと両想いが叶ってめちゃくちゃハッピーでした。理想の紙作りという2人の夢に向かい仕事仲間として互いに信頼しいつしか惹かれ合うのが素敵だった。宮本さんの告白シーン真っ直ぐな想いが伝わってきて素敵だったし、みどりが今心にある怖さを言葉で伝えれたのが良かった。その想いを受け取ってまた期待以上の優しくて愛おしい言葉たちをくれる宮本さん最高にラブでした。

みどりはいちばん変化した人だと思うし、辞書や言葉や大切な人達に出逢って臆せず何事にも挑戦し疑問をぶつけていく姿が印象的でした。見えてなかった本来のみどりが周りの人たちによって見えてくる、愛をもらって愛を与える人になっているそんな感じがした。そして、松本先生のなんての回収が素敵すぎて心が温まりました。

距離を越え時を超え大切な何かとつながることのできる言葉の力を最後馬締さんが信じてくれて良かった。松本先生の手紙素敵でした。
天然な馬締さんにツッコむみんなの図やほっこり笑えるやり取りが好きだったし、キャラクター全員愛おしくて、当たり前を大切なことだと再度教えてくれる、何かに情熱を注ぐことの素晴らしさを教えてくれるそんなドラマでした。最高でした。こんな素敵なドラマを届けてくれて感謝。
ゆ