ファンタジー色強めの月9。主人公の雨と10年ぶりに再開した太陽くんが交通事故に遭うことから物語は始まる。生死を彷徨う太陽くんを助ける奇跡を案内人から貰い受け五感を一つずつ失っていく中どう過ごしていくのか、がこの物語の基盤。
全11話の中でこの部分はかなりじっくりやってくれたので一つがなくなった時の重みはかなり苦しく映る。
長崎が舞台なので名所や食品類もちらほらでて他のドラマとはまた違った部分で楽しめる。
ただ問題なのは好きなキャラクターがいないこと、太陽くんの妹は言わずもがなだが、皆んなすぐ喋っちゃう印象。雨ちゃんもだんだん当たりの強い子になってきたし。
市役所の彼はあんなにパシられてて良かったのか。物語を円滑にするためのコマでしか見えなかった。
山田裕貴を毎週泣かすことも無かったのでは、少しは誰も泣かない落ち着いた回くらい欲しかった。
ここぞとばかりの不運や浮ついた痛いセリフ。最終回も何じゃそりゃって終わり方に持っていかれたし、それでいてハッピーエンドでもない。
月曜から色々な部分で気持ちを下げてくれるとても記憶に残るドラマでした。
五感が失われるのを示すタイムリミット、0時スタートは分かるけど何で終わりも0時じゃないの？24時間刻みじゃ無いことにずっとモヤモヤしてた。
