（酷評注意）普段韓国ドラマばかりで、日本のドラマはここ10年くらいほぼ観てないんだが、チェジョンヒョプが出てるので観た。
いやーーーーーチェジョンヒョプは本当にかわいかったんだけど……日本のドラマってこのクォリティなんですね。観ていて恥ずかしくなりましたよ。
そもそも脚本がすっごい稚拙。心の声が聞こえる設定に無理ありすぎ。ファンタジーでありえない設定でも、面白ければその世界にひたれるんです。でも致命的に面白くないので、常にこちらは冷めて見るしかなく、イライラしてくる。なんで絵本の通りになるってみんな思っちゃうの？なんで恋人が死んだことと、心の声が聞こえるってことに因果関係があるってミンハナは思ったの？なんで恋人の病気を知らないの？アイヌの伝承のくだり、必要？？とかツッコミどころが多すぎて、こんな脚本、よく通ったな！誰もおかしいと思わなかったのか？って。セリフも「愛してる」とか「大好き」とか何のひねりもないこと、何度も言わせてて、語彙力どない？
あと、俳優たちの演技力の低さとつまんない演出。二階堂ふみ、なんであんなにいつもモジモジウジウジしてんの？中川大志のわざとらしい喋り方と発声、演劇か？等々、枚挙にいとまがない。その中でヒョプだけがナチュラルで繊細な演技をしていた。こんなひどい脚本なのに頑張ってた！本当に申し訳なくなったわ。
それと、セットや美術も本当に金かかってないね。制作費が韓国ドラマとは1桁違うというのはほんとなんだろうな。
日本のドラマ、こんなレベルだから視聴者のレベルも下がるし、そしたらさらに制作者のレベルも下がる、の悪循環に陥ってる。
日本の「失われた30年」は、政治・経済だけじゃなく、クリエイティブもなんだよな。沈みゆく国に暗澹たる気持ち。
