作詞家・阿久悠さんをメインにした業界裏ばなし。これまで「スター誕生!」を扱った当時の歌謡界のドラマは何本か見てきたけど、音楽プロデューサーの酒井政利さんを取り上げているのは初めて見たかも。
「アイドル」が美空ひばりや石原裕次郎など完成されたものと考えられていた時代に、身近な存在で育てていくものと定義した酒井さん。ドラマは彼の存在により阿久さんを引き立てる。これは慧眼ですね。
キャストもそっくりで、阿久さんに宇野祥平さんを当てて、コンプレックスも表現する念の入れよう。
ピンクレディー対山口百恵の、レコード大賞のシーンは胸熱でした。