Dharavi Bank
タライヴァンはムンバイの中心地にあるスラム街のダラヴィに帝国を築いていた。タライヴァンの誕生パーティーの日、別の場所に招かれたトゥリパーティーはその理由が分からず不安になりながらもダラヴィへ向かう。一方、州首相のジャンヴィはタライヴァンの人気が高まっていることに脅威を覚え、彼を脅すために警察に彼の帝国への手入れを命じる。トゥリパーティーが個別に呼ばれた理由は何なのか? 州首相の計画は成功するのか?
警視総監からタライヴァンの暗殺を命じられたジャヤントは、ついにこの時が来たと、秘めた思いを胸に作戦を開始する。早速、タライヴァンが過去最大級の麻薬取引を行うという現場に、部下のダージたちを踏み込ませる。一方、州首相も強い思いを胸に、タライヴァンを刺激する動きを見せる。そんな中、突然ジャヤントから呼び出されたマヘシュは、父親に関する思いもかけない過去の秘密を聞かされる。
麻薬取引の現場を警察に踏み込まれ、タライヴァンは激怒する。麻薬の回収役だったフランシスを疑ったタライヴァンは家族を殺すと彼を脅し、警察に捕まった狙撃手ジョーの殺害を命じる。その殺害を条件にフランシスを見逃したタライヴァンに納得がいかない息子のシヴァ。彼は父親のやり方に疑問を持ちはじめる。一方、職務としてタライヴァン暗殺計画を進めるジャヤント警視監だが、彼にはタライヴァンを憎む個人的な動機があることが明らかになる。
タライヴァンの暗殺を秘密裏に実行するため、ジャヤントは警察署とは別の場所に作戦本部を設置、ドローンを使い、ダラヴィの監視を開始する。そんなジャヤントからタライヴァンの情報を手に入れてほしいと頼まれたマヘシュは、マイケルの妻サキーナと密会することに。一方、病院から逃げたジョーは、自らタライヴァンの元へ出向き、警察の情報提供者ではないことを信じてもらおうとするが…
タライヴァンの弱点を知ったジャヤント警視監は、それを基に部下のダージ、爆発物の専門家のアニタたちと共に彼の暗殺作戦を練る。ダラヴィの迷宮に身を潜めているタライヴァンを如何にして外へ引きずり出すかが鍵となる。アニタはチームのメンバーとその迷宮に潜入し偵察する。ジャヤント警視監はやっと息子の復讐を果たせると意気込む。果たしてジャヤント警視監はタライヴァン暗殺作戦を成功に導くことができるのか。
ダラヴィのど真ん中で、白昼堂々タライヴァンの銃撃に成功したジャヤントたち。現場は騒然とし混乱が続く中、マスコミは一斉に報道を開始。衝撃のニュースは瞬く間に広まる。イラ、州首相、サキーナ、マヘシュなど、タライヴァンの関係者たちがそれぞれの思いを胸に見守る一方で、怒りを露わにするシヴァ。彼らは守りの固いダラヴィ内で計画的に犯行を行うのは容易なことではないと、政府の関与を疑い出す。
未だに昏睡状態のタライヴァンを心配するディーパ。シヴァは復讐や裏切り者探ししか頭にない。そんなシヴァを軽蔑するディーパだが、彼女は恋人のマヘシュの浮気を疑い不信感を募らせていた。フランシスの居所をつかんだシヴァはフランシスの部下であるビハリに彼を殺さずに連れてくるよう命じる。ビハリは仲間を連れて彼が拘束されている場所へ向かうが…。一方、警視総監に就任したジャヤントはダージと共に次の手を考えていた。
妻を殺され、悲しみに暮れるダージ。そんな彼を前に、ジャヤントは一段と復讐の思いを強くする。そんな中、マヘシュとの関係をマイケルに知られたことに気づいたサキーナは、助けを求めてマヘシュの元に駆け込むが、そこにディーパが現れる。一方、タライヴァン銃撃事件時の怪しい行動からジョーが裏切り者ではないかと疑うヴェーラ。ジョーの忠誠心を試すため、シヴァがジョーに殺せと命令したのは…
銃撃されてからずっと昏睡状態だったタライヴァンが意識を取り戻し、ダラヴィの人たちは彼の復活に沸き立つ。タライヴァンが目覚めたことで、プネに住む妻イラの身に危険が及ぶのを恐れたジャヤントはムンバイの自宅へ戻るよう説得する。タライヴァンは、自分が意識を失っている間のマハートレの勝手な行動に憤慨する。そんな中、タライヴァンは州首相のジャンヴィに接触を図る。そのタライヴァンの目的とは…
タライヴァンから見限られたことに気づいたマハートレは、ある提案を持って州首相を訪れる。しかし州首相は、ジャヤントへ別の提案を用意していた。マヘシュはサキーナの死に責任を感じ、アビナッシュへの報復を誓う。そんな中、ヴェーラの秘密を知ったシヴァが、その恋人の元を訪ねたことで、事態が大きく展開する。過去の因縁が生み出したカルマが動き出した時、タライヴァンとジャヤント、それぞれが取る行動は。
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