メロディーヌ

魅惑の人のメロディーヌのレビュー・感想・評価

魅惑の人(2024年製作のドラマ)
4.0
王道時代劇ですが、この作品の要は “囲碁”。囲碁を打つ場面では、静けさの中に石を置く音が心地よく、碁盤を挟みながら相手の心を読むようなピリッとした緊張感がありました。
ストーリーの中で、静かな攻防や、先に手を打って揺さぶりをかけるとか 惑わすとか、囲碁に重ね合わせたような内容があって、なるほどね〜と感心しましたが、欲を言えば もっと頭脳戦のような予想外の展開が見たかったです。
でもなんといっても一番はチョジョンソクさんの演技。表情や声のトーンに引き込まれました。男装したシンセギョンさんの顔がかわいすぎるし線も細いので、女性と見破られないことに違和感があったのですが、チョジョンソクさんの細やかな演技のおかげでカバーできたように思います。
あとは映像の美しさ。画の構図の良さと相まって、切り取りたくなるくらいきれいなシーンも多々ありました。
メロディーヌ

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