小説の映像化のお手本のようなリミテッドシリーズ。原作は未読なのに、まるで実際に小説を読んでいるかの感覚だった。重たい話を下敷きにした、いかにも小説ならではの飛躍やファンタジックな描写(書き手の逃避としての虚構描写)が全く違和感なくて、原作の豊かな雰囲気が伝わって来る。
最終話だけ急にアクション映画風の展開になるけど、それもまた映像として見応えあった。(もう少しだけ最後余韻があればより良かったけど…。)
とにかくガスの役者が見事なハマり役で、あんなピュアでファンタジックな雰囲気を見事に体現できる人はなかなか居ないと思う。
TALK TO MEの主演のソフィー・ワイルドも出ていて、オーストラリアの作品が来てるなー。
『ザ・ゴールドフィンチ』もこんな感じでシリーズにして欲しかった。