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マイストロベリーフィルムのShoMのレビュー・感想・評価

マイストロベリーフィルム(2024年製作のドラマ)
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KADOKAWAとMBSが企画したBLドラマ枠“ドラマシャワー”の最終作。ただこれまでの作品よりBL要素は強くなく、あくまで構成要素の1つといったぐらいか。これまで全くノーマークだったけど深田竜生の演技が良い。

美少女が映った8ミリフィルムから始まる物語で、米澤穂信『氷菓』を岩井俊二的な映像美で描いたような青春群像劇。

過去の時間を留めるフィルムと、それをきっかけに元には戻れなくなる高校生4人の関係性の対比が面白い。フィルムを巡る話と4人それぞれにフォーカスする回をバラす構成も良い。

公園で凌が光に「なる訳ないだろ。お前がいるのに」って言う所で、凌が光るのは一回に対して、光は動揺を表すのに数回光る演出が良い。
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