ShoMuroyaさんの映画レビュー・感想・評価

ShoMuroya

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時代遡行者

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鬼平犯科帳(1995年製作の映画)

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TVドラマ『鬼平犯科帳』の劇場版だが、TVの拡大版という印象が強い。

話の中心は江戸進出を狙う白子の菊右衛門、浅草の女盗賊・荒神のお豊が組んで鬼平に挑むというのも。だが前半と後半が若干分断している印
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戦国自衛隊(1979年製作の映画)

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想像と違うつくりだった。タイムスリップした自衛隊が歴史に介入する、スペクタクル重視の映画だと思っていたが……。
だとすると若い自衛官の描写が多い。その描写にボーカル曲が重なる。

そうか、青春映画のつ
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快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー en film(2018年製作の映画)

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360度カメラによる撮影や、モーションキャプチャーによる巨大ロボ戦は圧巻。TVシリーズ同様の演出だが、スクリーンで見るとかなりの迫力。

物語的にはオーソドックスで、VSシリーズのような雰囲気だった。
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劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE(2006年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

某大ヒットしたアニメ映画を観た際、感じた既視感の理由の1つ。

・巨大隕石が落ちてくる
・主人公の動機がヒロインを守ること
・過去へ飛んで未来を変える

ほぼ大筋のプロットが同じ……
こちらはジョンバ
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仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判(2018年製作の映画)

4.5

巨匠こと石田秀範監督の12年ぶりの劇場作品。season1の主人公・水澤悠同様に、リミッターを外した巨匠の演出は圧巻。

『仮面ライダークウガ』などの平成初期の空気が継承されている。
血飛沫や血糊は単
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狼よ落日を斬れ 風雲篇・激情篇・怒濤篇(1974年製作の映画)

5.0

三隅研次の遺作にして、個人的には傑作だと思う。

高橋英樹、近藤正臣、西郷輝彦、緒形拳の友情は『座頭市物語』の市と平手造酒を思わせる。また世の流れによって各々が破滅に向かう、数奇な運命を辿るのも、『斬
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真田風雲録(1963年製作の映画)

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一言で言うと、スーパー時代劇。

基本の話は真田十勇士の大坂の陣だが、ブッ飛んだ設定・描写、個性的なキャラクター、コメディリリーフの真田幸村(千秋実)と実に面白い。

冷酷な人物だがラストに笑わせてく
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飛びだす冒険映画 赤影(1969年製作の映画)

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特撮時代劇『仮面の忍者赤影』の第一部・金目教篇の再編集版。

赤青セロハン眼鏡(懐かしい)による一部3D映画。ただDVD及び動画配信はその部分モノクロ映像です。

赤影が観客にメガネをかけるタイミング
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吸血鬼ゴケミドロ(1968年製作の映画)

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深紅の禍々しい空、飛行機の窓にぶつかる鳥と血、額の割れた傷、流体状の宇宙生物等々、イメージは鮮烈。飛行機墜落の特撮も出来が良い。(特撮は鷺巣富雄=うしおそうじ率いるピープロ)

……なのだが展開が結構
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パタリロ! スターダスト計画(1983年製作の映画)

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ギャグ漫画とはいえ、最早何でもありの世界。そもそもパタリロの存在がチート過ぎる。

83年公開なので、声優がとにかく豪華。白石冬美、永井一郎、古川登志夫らベテラン声優がノリノリで暴れまわるのも面白い。
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ロープ(1948年製作の映画)

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実際の事件が基になっているけど、ニーチェの超人思想、犯人像、完全犯罪とかエッセンスを抽出したぐらいで、犯行の過程は違っていた。

件の疑似1カット長回しも、俳優の背中がカメラを覆う箇所が複数あったので
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東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

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偶然・偶然・偶然と進んでいくが、テンポ良く進むため、ご都合主義な感じはしない。

全体的にコメディなんだけど、終盤の幸子の件は今敏的。

江守徹、梅垣義明、岡本綾(今何してるんだ?)の熱演も良い。

仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー(2017年製作の映画)

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仮面ライダービルドのコンビの話としても、歴代ライダーの映画としても成立。

今までのライダー総出演映画は、各々のライダーのシーンと主筋が乖離している印象。
今回はビルドコンビをしっかりと主筋に置き、歴
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御金蔵破り(1964年製作の映画)

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石井輝男が監督なので、東映時代劇なのに泥臭さは薄くスタイリッシュ。

御金蔵から千両箱を奪うシーンはかなりスリリング。金庫破りのプロ・千恵蔵を追う丹波哲郎は、まるでコメディリリーフではない銭形。

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鬼輪番(1974年製作の映画)

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話はまあ、「あずみ」ですね……。
まだ二枚目オーラを出しまくる近藤正臣、まだ杉下右京じゃない水谷豊が新鮮。

鬼の面の設定が斬新。だけど一番有効的に使われたのは、主人公たちじゃなく育ての親。だって素顔
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沓掛時次郎 遊侠一匹(1966年製作の映画)

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ヤクザを縛る渡世の義理。嫌気がさしてく錦之助。渥美清も岡崎二朗も、東千代之助も錦之助の鏡像。
虫けらになりたくない男の心情。

座頭市と用心棒(1970年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

時代劇版「ウルトラマンVS仮面ライダー」。
結末はどっちつかず。冷静にタイトルを見ると、「と」であって「対」ではない。タイトルに偽りなしだったが、うーん……。

勝新太郎&三船敏郎の両御大の向うを張る
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暗殺(1964年製作の映画)

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幕末版市民ケーン。実は初めての篠田正浩作品。
石坂周造、佐々木唯三郎が奇妙なり八郎=清河八郎の真の姿に迫る。
武芸に秀で弁舌が立つって、完全に丹波哲郎じゃねーか‼

佐田啓二の竜馬は、「人斬り」の裕次
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女獄門帖 引き裂かれた尼僧(1977年製作の映画)

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前作「牛裂きの刑」よりグロさ控えめで、それでいてポップ。
69分があっという間。役者はノリノリ。
今から考えると、小林稔侍、佐藤蛾次郎、片桐竜次、成瀬正孝、志賀勝と、皆さん現役。
汐路章はどんな役も全
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くノ一忍法(1964年製作の映画)

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エロは控えめでどちらかと云えば、ファンタジック。奇想天外な忍法を用いた大阪の陣のその後。

野川由美子が気高く美しく、大木実には男惚れする。豊臣対徳川ではなく、女対男の図式に変化していく様が見事。
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徳川女刑罰絵巻 牛裂きの刑(1976年製作の映画)

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確かにグロいしエグいが、ただのキワモノではなくドラマがしっかりしている。

二部構成でどちらも男女の逃避行。だからなのか渡辺岳夫の音楽も、最初はヤバめなのだが主人公たちのシーンは、プロコルハルのように
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人斬り(1969年製作の映画)

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いきなり吉田東洋暗殺というテンションの高さ。五社英雄監督作品はいつも高カロリーだ。キャストも濃く、勝新太郎、仲代達矢、石原裕次郎、三島由紀夫……。

人間味溢れる以蔵(カツシン)と冷徹な武市半平太(仲
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炎の城(1960年製作の映画)

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東映時代劇版ハムレット。
叔父と母の再婚、恋人の父を殺害、主人公を導く父の霊etc……、だがクレジットにシェイクスピアはない。

大川橋蔵の悩める若殿と、大河内伝次郎の権力を簒奪した傲岸な叔父の対決が
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新選組始末記(1963年製作の映画)

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新撰組というと、多いのは近藤・土方ら所謂“試衛館道場“組をメインに据える。本作は山崎丞がメイン。彼は剣客ではなく密偵。それを、美剣士・雷蔵が演じる。

密偵とはいわば二つの顔を持つ事で、本作はそれがテ
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独眼竜政宗(1959年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

タイトルに独眼竜とあるんだけど、政宗が独眼竜になるのは本編の半分以降。
史実と反する箇所が多々ある。が、90分未満の尺で“切れ者の青年武将”というパブリックイメージで政宗を描くとこうなるかと。なんで、
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眠狂四郎 女妖剣(1964年製作の映画)

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物語の整合性より、展開を重視。なので、殺陣&濡れ場てんこ盛りの見せ場の連続。

自身の出生の秘密を知る、びるぜん志摩の元へ向かう狂四郎。その道中、女と刃に何度も襲われる‼ さらに醜い顔を持つ菊姫、一作
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ゴジラ対ヘドラ(1971年製作の映画)

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真鍋理一郎のアングラな音楽が最高。御存知・伊福部昭の、土着さ+近代のような音楽も良いが、本作は確実にこちらが合う。

闇夜の中で格闘するゴジラとヘドラも、まるでレオ対マグマ星人のような不穏さ。

展開
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吶喊(とっかん)(1975年製作の映画)

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岡本喜八作品ではイマイチな方かな。

テンポ、スピード感、ユーモアは確実に喜八なのだが……。
序盤の展開が少し煩雑な気が。
主人公・千太の視点を通して、薩長の非道を断罪する後半の展開は良い。もう一人の
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赤穂城断絶(1978年製作の映画)

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「柳生一族の陰謀」に続けて、深作欣二が撮った大作時代劇。
なのだが、比較的オーソドックスな忠臣蔵。
一番盛り上がるのは、脱盟する近藤正臣のエピソードと、千葉真一VS渡瀬恒彦の殺陣。

ただの仇討ちでは
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すかんぴんウォーク(1984年製作の映画)

4.0

吉川晃司のデビュー作にして初主演作品。

軽快な雰囲気だが、夢を掴もうとする若者と、夢敗れ挫折した大人を対比して描いている。

吉川晃司が田中邦衛から、亡くなった弟が作った音楽テープを貰う件が印象的。

忍者狩り(1964年製作の映画)

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公儀隠密の甲賀忍者・闇の蔵人と、標的にされた藩が雇った四人の浪人の攻防。

犠牲をいとわない姿勢で闘いに臨む、近衛十四郎が良い。対照的に藩内の侍は、プライドばかりが高くサラリーマン的に描かれる。

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真田幸村の謀略(1979年製作の映画)

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脚本メンバーが笠原和夫、松本功、田中陽造、中島貞夫という段階で怪作の気配。
一言でまとめると荒唐無稽……。宇宙人の猿飛佐助、女になってる清海入道などなど。

「謀略」という題なので、知略戦が主。
名古
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十兵衛暗殺剣(1964年製作の映画)

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ケレンに満ちた派手な殺陣は少なく、“静”を基調としたリアルな殺陣が描かれる。

船上での湖賊との闘いは派手。だが、十兵衛(近衛十四郎)は身を低くして攻撃をかわすなど、やはりリアルより。

クライマック
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日本のいちばん長い日(1967年製作の映画)

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本来は小林正樹が監督する予定だったらしい。
とはいえ、岡本喜八は本作を監督したから、「沖縄決戦」「赤毛」「吶喊」等を監督する事になる。

一番印象的なのは夏の暑さの描写。
軍服に染みた汗、襟の釦を外す
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ゴルゴ13(1983年製作の映画)

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さいとう・たかをの骨太な劇画も、作監・杉野昭夫の手によりシャープよりのラインに。

物語の主軸・ドーソン父子は、いかにも脚本家・長坂秀佳な好む題材。それを出崎統が演出したため、長坂色より出崎色が勝って
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楢山節考(1983年製作の映画)

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深沢七郎原作をイマヘイが再映画化。左とん平の下りは、同原作者の「東北の神武たち」が元。

寒村における鉄の掟が生々しく描かれる。生き埋めにされる横山あきお、姥捨てされる辰巳柳太郎と坂本スミ子。雪解けに
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