このレビューはネタバレを含みます
80年代のニューヨーク、地下鉄は今より物騒だし地下に暮らす人達、薬物、自分を偽って生きる人達、様々な闇がありその中で息子エドガーの失踪事件が起きる。
登場人物全員が何かしら事情があり怪しく、それが後半に繋がっていく展開に目が離せなかった。
ヴィンセントは最低な父親だけど、狂気や葛藤や苦しさはとても辛そうだし、1人でエドガーの絵から息子を探そうとしたり家族に対する愛を感じた。
エリックは相棒のようで分身のようで、ずっと側にいてだんだん可愛く見えてくる。
事件を追うルドロイト刑事の話はそれだけでもう一つドラマが作れそうだし、お前ならできると周りから言われ真実を追う姿は真摯でかっこいい。ラックスのオーナー、ゲイターも好き。
マーロンの失踪の真相は目を背けたいようなものだったけど母親が静かに怒り、向き合う姿が印象的だった。
6話、競争するとこからラスト、エドガーと話すシーンはあたたかくて可愛くて涙が出た。
毒親の連鎖を断ち切ろうと自分を変えたいと、自分と向き合えてよかった。
ベネさんの演技力はさすが。
80年代のファッションや家具が素敵だし、ベネさんが話すエリックの低音も聞けてよかった✨