アイマール

むこう岸のアイマールのネタバレレビュー・内容・結末

むこう岸(2024年製作のドラマ)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

和真は裕福な家庭でトップを目指せと言われ勉強漬けの毎日。難関中へ入学するもついて行けず再び公立校へ戻って来た。樹希は母子家庭。心を病んだ母は働けず生活保護を受けている。妹の世話と家事に追われるヤングケアラーである。どこにも心休まる所が無い二人が「カフェ・居場所」で出会う。反発し合いながら次第に理解し始め、そして「知らなければ損をする」生活保護という制度について学ぼうとする。児童文学だが、格差社会に置かれた子供の無力感と大人への反感を浮かび上がらせた良作になっている。