怪獣倶楽部〜空想特撮青春記〜の1の情報・感想・評価

エピソード01
創刊号
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台詞メモ ★「よし、じゃあまずは〝狙われた街〟の回を各々、脳内上映してみようか」『はい』 ★「深い…」「凄すぎる…」「狙われた街、どう言う切り口にする?」「そうですね、あの回はウルトラセブンの中でも最も幻想的で、まるで夢の中に迷い込んでしまうとでも言いましょうか」「鬼才・実相寺監督と、ウルトラを立ち上げた脚本家の金城さんが組んでますから」「そしてぱっと見ユーモラスだが、不気味なのに知的さを感じるメトロン星人のデザイン」「成田亨さんの仕事ね」「聴けば体が打ち震えるあの高揚感溢れる音楽」「冬木透さんの仕事ね」「大人向けのサスペンスに加え、斬新な演出手法、そしてラストの怪獣バトル…アプローチの仕方が多角的でどこからどう手をつければいいのか…」「…難しい。だから今回の号は、ページ増量でいく」 ★〈言えない…絶対に言えない。いい歳をした大人が怪獣のことで話し合ってたなんて。子供向け番組を真剣に語り合っていたなんて言えるわけがない。幼稚な男と思われる!〉 ★〈まずい!怪獣資料を見られたら!〉…「何これ。怪獣?これ子供が見るやつじゃない?いい歳して怪獣なんて好きなの?うーわ、幼稚。幼稚な男は無理。もう別れましょ」…「あー!」「どうしちゃったんですか?そんな慌てて」「え?いや、その…」「リョウタさんって変な人」 〈可愛いなあユリコさん…この幸せを続けるためには怪獣が好きということは絶対に秘密にしておかないと!〉 「メトロン星人の名前の由来は、地下鉄のメトロからではないかと思います。地下に潜伏するような独特な侵略作戦から金城哲夫さんが名付けたのではないかと」「金城さんならありえるな」 「しかし〝狙われた街〟となると、メトロンとダンがちゃぶ台を挟んで対峙したあのシーンは避けられないよな」「〝地球を壊滅させるのに暴力を振るう必要はない〟」『〝人間同士の信頼感をなくすればいい。人間たちは互いに敵視し、傷つけあい、やがて自滅していく。どうだ、いい考えだろう〟』「もはや詩的と言ってもいいですね」「極めつけは、締めのナレーション」「〝人間同士の信頼感を利用するとは恐るべき宇宙人です。でもご安心ください。このお話は遠い遠い未来の物語なのです。え?何故ですって?我々人類は今、宇宙人に狙われるほどお互いを信頼していませんから〟」「クーッ!」「あれは驚きましたね」 「本当にごめんなさい!なんて言うか…あ、研究に没頭してたら夢の世界に入り込んじゃったって言うか…あ…ごめんなさい!」「なんでも言うこと聞いてくれます?」「はい」「じゃあ、今週の日曜日、ご飯に連れてってください」「え?」「日曜日、私の誕生日なんです」「それで、許して?」「はい。許します」「はい」 〈日曜日、原稿の締め切り日!〉「え、何か予定あるんですか?」「え…あいや、よ、予定っていうか、その…」「誕生日、一緒にいれないんですか?」〈ガールフレンドの誕生日と怪獣、僕はどっちを選べばいいんだ!〉 〈このまま怪獣倶楽部のやりとりをずっと聞いていたい。メトロン星人の事も語りたい。しかし、ユリコさんの誕生日も…一体、僕はどうすれば!〉 ★「いいですか?ご存知の通り実相寺監督と金城さん、二人の作風はまるで違います。監督自身もインタビューで〝金城さんが直球を投げてくれるから自分は変化球が投げられる〟と語ってます」「確かに二人の作風はまるで違う。娯楽の金城に対し、シニカルな実相寺」「それ故にここまで一度も組まなかった。いや、組めなかった。そんな彼らが禁断のコンビを組み、そして…実相寺監督がラストにナレーションを勝手に書き足し、物語のテーマを自分好みに逆転させてしまったとしたら?」「大事件ですよこれは」「揉めなかったんですかね?」「それは今となっては分かりません。だが、そこにこそ、この物語の本質があるんじゃないでしょうか」「監督と脚本家、二人の間にはある種の信頼感があった。同じ怪獣愛に溢れる人間同士の信頼感…」「まさに〝狙われた街〟のテーマそのもの!」「狙われた街は、実相寺監督と、脚本・金城さん、二人の信頼感の物語でもあったのかもしれない、っというわけだな?」「はい」『おー』「深いテーマですねえ」「よく思いついたな、カツオ」「いえ、信頼感のことを考えていたら、いつしか皆さんのことを考えていました。時には噛み合わず疑うこともある。だけど僕たちの間には確実な信頼感がある。だからこそ存分にイデオロギーをぶつけて戦うことができる。そう思ったんです」「さすが怪獣エリート」「ありがとうございます」みんなで拍手。 ★「なんだよ。…〝狙われた街〟で、君がウルトラセブンと戦ったのもこんな夕焼けの中だったな。…そうだよな、君は命懸けで教えてくれたんだ。信頼関係の大切さを。ありがとう。行かなくちゃ」 「実は、ユリコさんに謝らなきゃいけないことがあるんです。今日、ユリコさんとお食事行けなくなってしまいました、ごめんなさい!ホントにごめんなさい…ユリコさんの誕生日より優先させる話ってなんなんだって話なんですけど、周りから見たら幼稚って思われるかもしれないけど、僕にとってはホントに大切な事っていうか、いつか…いつかユリコさんがホントに信頼してくれる時が来たら話します。とにかく、今日だけは行かなくちゃ。僕が僕じゃなくなっちゃうから。本当にごめんなさい!」
H2

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ウルトラQで始まり、「狙われた街」についての討論、常にメトロン星人が付き添っている画、最高の1話
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