老害の人の1の情報・感想・評価

エピソード01
第1話
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あらすじ
ボードゲーム製作販売会社の社長・戸山福太郎(伊東四朗)は、妻の通夜の席で娘・明代(夏川結衣)の夫・純市(勝村政信)に社長の座を譲る。しばらくは一人旅などしていたが、突然会社に顔を出し、社員を捕まえてはかつての武勇伝を繰り返す。週に二度会社に現れるようになる頃、世間はコロナ禍に。そして福太郎82歳の誕生会が開かれる。集まった同年代の4人は、病気自慢や趣味自慢、それぞれ自慢老害をまき散らすのだが…
コメント2件
夏藤涼太

夏藤涼太

この枠にしては話題になっていないが、面白かった。 主人公(伊東四朗)が老害な話なのかと思ったら、登場人物8割くらい老害。 個人的な印象は、「令和の渡鬼」。渡鬼の「鬼」は「女」のことだと言ってよいだろうが、令和における鬼とは、老人なのである。渡鬼同様、陰険な会話がドラマのほとんどを占めるものの、渡鬼よりテンポがかなりスローなのは、やはり令和が少子高齢化社会だからか ……で、よくよく考えたら原作者の内館牧子って橋田壽賀子の弟子じゃん!
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noris

noris

「終わった人」「すぐ死ぬんだから」「今度生まれたら』に続く内館牧子の老後シリーズである。断言口調が絶妙な伊藤四郎が主人公で、メチャクチャな俳句を詠む前田吟、描いた絵をプレゼントしてくる日色ともゑ、「死にたい」が口癖の白川和子 、「糖尿病で足を切る寸前だった」と自慢する小倉蒼蛙など、面白くなる予感しかない(日色は「すぐ…」、小倉は「今度…」にも出ている)。緊張感ある台詞の応酬が楽しめる演出は、NHKドラマ2本を手がけた松岡錠司。
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