19世紀、スペインのマドリード。軍の訓練を受けていたディエゴ・デラベガの元に、一通の手紙が届く。それは、父 アレハンドロの訃報を知らせるものだった。半年後、ディエゴは父を殺した犯人への復讐を胸に、カリフォルニアへ数年ぶりの帰郷を果たす。地元新聞は、アレハンドロは“ゾロ”に殺されたと報道しており、それが公式見解とされていた。しかし、弱き者を守るゾロが父を殺す理由がないと戸惑うディエゴに、使用人のベルナードは、“襲ってきたのはゾロではなく覆面を被った者たちだった”と話す。なぜゾロが犯人とされたのか、そこから探ろうとするディエゴだったが、ある夜、不思議なキツネに導かれた先で待っていたのは、思いもかけない者だった。
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