悲恋フラグが立ってから、もうこのまま塾内外の権力闘争の物語で良いのでは、と思ってしまった。まあ2人の恋愛きっかけで大きく話が動くから仕方ないのだが、恋愛がなくともお話はしっかりしていたし、ミセンやブラックドッグのようなお仕事ドラマにもなりうるのではと感じた。
アンパンソクが好きな人には、アンパンソクファミリーが次々と出てくるので、それだけで楽しい（イジュノと室長は親子だったのになあ）。
チョンリョウォンもウィハジュンもそこまで好きではなかったが、演技が上手すぎて見入ってしまった。特にソヘジンが親友に自分の気持ちを打ち明けながら泣くシーン。もうソヘジンが泣いているとしか思えない。鼻を詰まらせて、しゃくりあげながら、ポツポツと話す様子は圧巻だった。ウィハジュンも然り。ただチョンリョウォンは、最近出演したドラマではいつも同じ髪型で衣装もほぼ似たようなテイストなのはつまらない。ロングヘアしか似合わないのか？
主人公2人の恋愛については、今回いまひとつ没入できなかったが、サブカップルはかわいくて良かった。展開が早すぎて笑えたが。
とまあ色々文句はあれど、やはりアンパンソク演出は好き。人が殺されたり、過去に戻ったり、車が急にUターンしたり、財閥が検察を操ったり、救急外来で点滴の管を引っこ抜いたりしない、市井の人のドラマという感じが好き。
