SayGo

世にも奇妙な物語’24 夏の特別編のSayGoのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

久々に全体的にクオリティが高く、世にも奇妙な物語らしい不吉さとユーモアのある話が展開されていた。

「追憶の洋館」だけ記載欄がなかったのでこちらに感想を残す。

主人公がある洋館で目を覚まし、謎の男女4人と生活する中で失った記憶を取り戻していくミステリー。

記憶を取り戻していくことで主人公だけでなく視聴者も隠された真実に近づいていく構成もあって興味の持続が続く話となっており、「記憶の断片」と今がなかなか合致しない、すぐには状況を把握させないミステリアスな作りも良かった。

「創造者による創作した人間の殺人」という全貌と、ほぼ同時に主人公が小説家であることを明かされることで物語が繋がる面白さだけでなく、僕の好きなアメコミ映画においてはキャラクターの死というものが大きな意味を持ちづらくなっており、創作者の好きに弄ばれていることに対するメタ的表現にも通じているように思えて楽しめた。

最後の不適な笑みはその創作者のエゴが現れておりいいオチだった
SayGo

SayGo