新人脚本家のタン・シンは、4年前にタン・ユーにひと目ぼれをし、彼が社長を務める映画制作会社に入社する。タン・ユーに頼まれ、親友のミン・ジューとの仲を取り持つことになるが、ミン・ジューは別の人と結婚しタン・ユーは失恋。タン・シンはこの機に乗じて彼の心に入り込もうと決意する。その一方で、自作の小説「夢をあげる」の映画化を夢見て、タン・ユーにプロデューサーになってほしいとお願いするが…。

タン・ユーに「夢をあげる」のプロデューサーになることを断られ落ち込んだタン・シンは、タン・ユーに認められる脚本を書くため、ミン・ジューから脚本家のフォン・チョンを紹介してもらう。フォンに会いに行くと、そこで新進気鋭の映画監督ルー・ジーシンと出会い連絡先を交換する。一方、社員から新プロジェクトの企画を募ったタン・ユーは、どれも使い物にならずいらだっていた。そこにタン・シンが企画を持ってきて…。

タン・ユーの車の助手席に乗ることができて感激するタン・シン。さらに企画を褒められて「夢をあげる」を映画化する夢がかなうと思ったが、すぐ始動できるプロジェクトではないという理由で断られ、失意に暮れて帰宅する。一方、タン・ユーは自宅マンションの駐車スペースで捨て猫を見つけ、妹のタン・ディンディンが引き取りに来るまで面倒を見ることに。ある日、猫に引っかかれ困ったタン・ユーはタン・シンに電話すると…。

タン・ユーが「夢をあげる」の再契約を持ちかけてきたのは、自分に好意があるからだと勘違いしたタン・シンは、勝負服に身を包み、思い切ってタン・ユーに告白する。しかし断られたタン・シンは、強引に別れのキスをする。その後、タン・シンのことがしきりに気になりだすタン・ユー。フオ・チェンドンは、タン・ユーの様子からタン・シンとの一件を見抜き、好意があるなら伝えないと後悔するとアドバイスをする

タン・シンは時光影業(シーグアンインイエ)と再契約はせず、ルー・ジーシン監督に映像化権を託すことを決意。そんな中、社内で「夢をあげる」の作者であることが知られて同僚のジョウ・ダンに妬まれることに。一方、タン・ユーはタン・シンを社長室に呼び出し、再契約の説得を試みるが、タン・シンの決意は変わらない。そして、タン・シンが新しく契約を結ぶ相手が、大学時代の同級生のルー・ジーシンだと知ったタン・ユーは…。

タン・シンは「白露は霜に」の撮影が一段落して、制作班から抜けたいとタン・ユーに伝える。タン・ユーは不機嫌になり、秘書のガオ・ホンに八つ当たりをする。そして、タン・シンは、ルー・ジーシン監督との契約が間近であるとSNSに投稿。フオ・チェンドンがタン・ユーに、タン・シンとちゃんと話をするようにアドバイスすると、そこにタン・シンが現れる。タン・ユーはタン・シンを引き止めるために好条件を提示するが…。

タン・シンが退職し、ふさぎ込むタン・ユー。ある日、実家へ帰ると相変わらず母から早く恋人を作るように催促されるが、そばにいたタン・ディンディンが、タン・ユーには好きな人がいるみたいだと両親に報告する。タン・ユーはフオ・チェンドンを自宅に呼びつけ、女性を口説く方法について教えを請う。タン・シンへの思いをフオに問い詰められるうち、彼女が自分にとって特別な存在であることをついに認めたタン・ユーは…。

映画化が決まった「夢をあげる」のメイン脚本家が胃がんになり休養を余儀なくされ、制作の雲行きが怪しくなる。タン・ユーは、退職の手続きで来社したタン・シンを社長室に呼び出し戻ってくるよう説得するが、タン・シンは拒否する。タン・シンはルー・ジーシンたちからメイン脚本家になることを提案され、引き受けることに。一方、資金調達に苦戦するルー・ジーシンの元に、好条件での出資を申し出る人物が現れ…。

タン・シンに近づくため向かいの住戸に越してきたタン・ユー。タン・シンの新居では引っ越しを祝うため女友達が集まり楽しいひと時を過ごしていた。そこでタン・ディンディンはタン社長の妹であることを同僚に知られ、会社で気を使われる存在となってしまう。そんなある日、タン・ユーには“好き”のレベルがあるということをディンディンから聞かされたタン・シンは、複雑な心境になり飲み過ぎて泥酔してしまい…。

目を覚ましたタン・シンはタン・ユーがいることに気づき動揺する。タン・ユーは、以前ミン・ジューにアプローチした理由を説明し、タン・シンに仲立ちさせたことを詫びる。「夢をあげる」のヒロイン役を探していたルー・ジーシンは、偶然に見かけた女性の姿に魅了され声をかけると、それはタン・ディンディンだった。ヒロイン役を打診され悩むディンディンに、ルー・ジーシンは自身の映画にまつわる思い出を熱心に語り聞かせ…。

タン・シンが3年前に書いた脚本を見たタン・ディンディンは、自分も輝きたいと「夢をあげる」のヒロイン役を引き受けることに。そんな中、タン・シンの小説が、2か月早く発表されていた「三世の思い」の盗作だという騒ぎが巻き起こり、「夢をあげる」の映画制作が暗礁に乗り上げる。タン・シンは周囲に迷惑をかけていると落ち込むが、タン・シンの潔白を信じるタン・ユーは騒ぎに収拾をつけるために動き出し…。

盗作の疑いをかけられて落ち込むタン・シンは、休暇を取り実家へ。タン・シンの父は、小説「夢をあげる」を読んだ当時の日記を見せて彼女を励ます。一方、タン・ユーは、タン・シンを誹謗中傷したネットユーザーを時光影業(シーグアンインイエ)の名義で訴え、盗作の真相を知ると思われる「三世の思い」の作者がタン・シンの大学時代の同級生だったことを突き止める。それを知ったタン・シンは、思い切った賭けに出ようとして…。

タン・ディンディンの誕生日パーティーにタン・シンと行くことになったタン・ユーは、コーディネートを合わせるためにタン・シンがどんなドレスを着るつもりか探りを入れる。パーティー当日、タン・ユーの母は恋人のいない息子を心配し、会場で見合い相手を紹介する。しかし、タン・ユーは母に、タン・シンにアプローチ中であることを伝え納得してもらう。一方のタン・シンは、タン・ユーの見合い相手を見て機嫌が悪くなり…。

見合いに向かっていたタン・シンは、緊急会議でスタジオに呼び出されるが、それは見合いを邪魔するためにタン・ユーが仕組んだことだった。その後、見合い相手とデートすることになったタン・シンを、タン・ユーはガオ・ホンと尾行する。楽しそうなタン・シンを見て焦ったタン・ユーは大胆な行動に出る。一方、タン・ディンディンが演技の練習をしているとルー・ジーシンが現れ、緊張したディンディンはうまく演技できなくなり…。

タン・シンの心を掴むため足繁くスタジオに通うタン・ユー。一方のタン・シンは、タン・ユーと女優のルー・チューニンとのゴシップ報道を気にしている胸の内をヨウ・ホワンに打ち明ける。その時、ヨウ・ホワンの店を訪れた女が商品を盗撮し、ヨウ・ホワンに注意されると、女は怒りながらも洋服を購入して立ち去る。しかし後日、女は2人の男を引き連れて再び来店し、購入した洋服が粗悪品だったと言いがかりをつけ暴れ出し…。

タン・シンは映画「白露は霜に」の評価を見て、「夢をあげる」の別れのシーンの描き方に悩む。それを知ったタン・ユーは彼女をある場所に連れていく。その頃、服飾デザインの模倣問題に頭を抱えていたヨウ・ホワンは、フオ・チェンドンのアドバイスを聞いて「夢をあげる」の衣装担当に応募する。一方、タン・ディンディンはクランクインを控え、演じる役の心情についてルー・ジーシンに相談すると、2人で練習することになり…。

タン・ユーに頼まれ空港まで迎えに行ったタン・シンだったが、フオ・チェンドンが送ってきた写真のせいで不機嫌な態度をとる。その様子に困惑するタン・ユーは、偶然タン・シンの裏アカウントの存在を知り、彼女が4年間も自分に片思いしていた事実に驚く。タン・ユーはタン・シンの本心を見抜けず傷つけていたことを謝り、改めて気持ちを伝える。そして、誕生日が迫るタン・シンはタン・ユーからの正式な告白を期待するが…。

タン・シンにどう告白すべきか悩んだタン・ユーは、母からアドバイスを受けて告白の計画を立て始める。一方で「夢をあげる」の撮影場所についてタン・ユーとルー・ジーシンの意見が分かれ、両者とも譲らず膠着状態となる。タン・シンが話し合いの場を設けると、タン・ユーは候補地を提案し、みんなで下見に行くことに。そこは告白の聖地としても有名な島で、順調に下見を進めるタン・ユーたちだったが、思わぬ事故が起き…。

交際を始めたタン・ユーとタン・シンは「夢をあげる」のクランクインを迎える。緊張を隠せないタン・ディンディンはミスを連発し、監督のルー・ジーシンや撮影スタッフが調整に追われることに。タン・ユーはディンディンにプロの役者としての水準を求めて叱責するが、タン・シンから厳しすぎると注意されケンカになってしまう。反省したタン・ユーがタン・シンに謝り仲直りした頃、タン・ユーの両親が撮影現場を訪ねてきて…。

撮影現場でルー・ジーシンがタン・ユーの母に渡した無線機のせいで、秘密にしていたタン・ユーとタン・シンの交際がスタッフたちに知られてしまう。一方、スター俳優のルー・チューニンを前にして委縮したタン・ディンディンは思うように演技ができず落ち込むが、ルー・チューニンの適確なアドバイスによって自信を取り戻す。その後日、ディンディンのワイヤアクションの撮影中、思わぬアクシデントに見舞われ…。

キスシーンが生まれて初めてのキスになるタン・ディンディンを心配して、撮影現場にやって来たフオ・チェンドン。不愉快な面持ちで見守る中、演技指導をするルー・ジーシンとディンディンが意図せずキスしてしまう。そんなハプニングもありながら、無事にクランクアップを迎えたキャストとスタッフは、記念の集合写真を撮る。後日、その写真を目にしたタン・シンの母は、娘とタン・ユーが黙って交際していたことに激怒し…。

春節前にタン・シンがタン・ユーを連れて実家に帰ると、最初はタン・ユーを歓迎しない様子の両親だったが、マージャンを通して打ち解け、2人の交際を認める。そして、高校の同窓会に行くというタン・シンが、かつて好きだった相手と再会すると聞いたタン・ユーは嫉妬する。一方、両親と食事をしていたタン・ディンディンは、ルー・ジーシンが祝日にひとりで寂しく過ごしていることを知り、一緒に飲もうとクラブに誘い出し…。

タン・ユーとスタジオに向かっていたタン・シンは、早く着いたタン・ディンディンがルー・ジーシンと2人きりでいることを知る。そこで、タン・ユーには試写が中止になったとごまかして行き先を変える。フォン・チョンからも電話で背中を押されたルー・ジーシンは、覚悟を決めてディンディンに告白をし、2人はつきあうことに。ルー・ジーシンがディンディンを見送ったあと、携帯電話にタン・ユーから着信が入り…。

交際を公表したタン・ディンディンとルー・ジーシン。そしてタン・ユーはある夜、タン・シンに目隠しをして外へ連れ出し、ロマンチックなプロポーズをする。後日、タン・ユーから婚前契約書を渡され、そこには、全財産をタン・シン名義にすると記されていて、タン・シンと両親は驚く。ついに結婚したタン・ユーとタン・シンを祝うため、ディンディンやルー・ジーシンたち仲間が集まり、2人のプロポーズ映像を鑑賞することに…。