天行健~革命前夜、風立ちぬ~の1の情報・感想・評価

エピソード01
#1 政変の布石
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tanzi

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最近、オープニング映像で自分好みかどうかを推し量るケースが増えてきた。 もちろん、好みじゃなくても秀作は沢山ある。けど「おっ」と感じたのもののハズレは少ない。 始まりは 「1898年戊戌の年。光緒帝が戊戌変法を施行し、京師大学堂が創設された」 とテロップが出る。 その京師大学堂を雨の中1人の侍衛に傘を差しかけられただけの皇帝が歩く後ろ姿。光緒帝だ。 こっからやるんか! 誰が光緒帝だ?とアップを期待してると、実際の記録映像を使ったオープニングに変わり、そこに変革を目指す皇帝による変法への決意を込めた言葉が響く。 うわーカッケー始まり!好きだ! 振り返った光緒帝 愛新覚羅載湉は伊正。傘を差してたのは、御前侍衛 伊爾根覚羅穆青。演じるのは秦俊杰だ。 話し終えて満足げな伊正光緒帝の顔に実際の光緒帝の肖像画が重なり、西太后らのクーデターにより変法が103日で終了したこと、1908年光緒帝崩御、翌日西太后死去、の文字。 そこに『天行健』のタイトル。 伊正はこのイントロダクションだけなのね、なんて贅沢な。 それから時を経て12年後、宣統3年3月26日。宣統3年って。思わずポーズを押して確かめる。やはり1911年やーん。 そういやサブタイは「革命前夜、風立ちぬ」やったわねと思い出す。 物語が動き出すのは正陽門外永定河に流れ着いた石碑から。そこには 『龍震離九 時を争う日 乾坤易し』 とあった。 すでに都では、政変の前触れと噂が立っているという。 続いて宮中で火事があり焼け跡から唯一出てきた古窯にも同じ文言が。 内務府総管 存清が「時を争う日とは芒種のこと」と教えてくれたが、芒種ってなんぞやと調べたら二十四節気のひとつか。 この年の芒種は5月11日。 あと44日で何が起きようとしてるのか。内務府は本格調査を開始する。 同じ日、天津 大沽鎮では捕吏(地保、つまり地方公務員ってことか)の王家洛が『公羊義疏』を読んでいる。これは公羊学者として知られ、また戊戌の変法が目指した改革運動の中心人物だった康有為が編纂した書なんやね。 グワー、なんか調べること多すぎやん、面白いやん。好きやわ、こういうの。 そして密かに文淵閣からある物が盗まれたと知った総督は、光緒帝失脚から12年間収監されていた元侍衛の穆青を出獄させて調査を命じる。 そのある物とは、はるか昔、明朝末期に王直が残したとされる金銀財宝『浄壇密蔵』の地図。 同じ頃、捕吏王家洛の管轄区で9名もの殺人事件が起こる。犯人は棱西少数民族の武術門派の強者だった。 融天嶺と世間から呼ばれるその江湖の者は融天剣派の門弟たち。 掌門は卓不凡という若者だが、内部は妙な空気が常に流れて落ち着かない。 まずはこの融天剣派が宮中に隠されていた地図をゲット。