tanziさんの映画レビュー・感想・評価

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警官の血(2022年製作の映画)

3.5

チョ・ジヌン、チェ・ウシク共演 『警官の血 』
見る前の想像よりうんとシンプルな話でバイオレンス度は低め。

チョ・ジヌンの名前があるとつい見てしまう人にはチャーミングでダンディな彼に満足できるはず。
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崖上のスパイ(2021年製作の映画)

3.9

ハルビン!ひたすらハルビン!
雪のハルビンを舞台にした作品を何本か見てるけど、どれも秀作。なんでこんなにノワールが似合うのか。
日帝満州国を背景にしたスパイ映画だが、スターアクション映画とは一線を画す
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プレーム兄貴、王になる/プレーム兄貴、お城へ行く(2015年製作の映画)

3.2

『バジュランギおじさんと、小さな迷子』以来のサルマール・カーン。
とはいえ彼の主演作は今作と迷子と『ダバング』しか見てない(カメオは見たよ)。

そもそもダバングは香港のドニー・イェン主演『導火線』の
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茲山魚譜 チャサンオボ(2019年製作の映画)

4.0

ドラマ『イ・サン』(今作でいう先王)からチョン・ヤギョン、そしてここに辿り着きました。

年齢を重ねるごとに『学ぶ』という事の意味が変わってくるのは誰しも感じた瞬間があるのでは。

それがシンプルに温
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三国志(2008年製作の映画)

3.0

リリースされてすぐ見て、それ以来2度目。最近は昔見たのをもう一度見ることが楽しい。
アンディ・ラウは安定の格好良さ。特に老将軍となってからが非常に素敵。白髪の三つ編みとか萌えます。

三国志の蜀漢とい
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ゾンビタイガー 狂虎襲来(2022年製作の映画)

3.3

謝苗主演 『ゾンビタイガー 狂虎襲来』 見たでえ。
パッケージ見てマックス・チャンかと思ったら謝苗だったことは秘密。
虎さん達の大襲来阿鼻叫喚は良かったけどゾンビぶりは薄かった?謝苗は路線が固まりつつ
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イップ・マン 立志(2021年製作の映画)

2.9

すでにフリー素材と化したイップ・マン。その何作目か分からないドニー・イェン版とは無関係のネットオリジナル葉問映画。

先日見た「盲剣楼」の謝苗がすこぶる良かったので彼の主演なら…と見てみた。

武打星
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

3.5

変に捻ってなくてストレートなのだけど、とても丁寧に作られていて好感を持ちました。
キャラクターがどれも活かされていて“失敗“に対する考え方がメッセージとして観る者に伝わってくる。
ミシェル・ロドリゲス
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ウルフパック 狼群(2022年製作の映画)

3.2

マックス・チャンの「ウルフパック狼群」見た。

冒頭、宋代の歴史記述書“雲麓漫鈔“の一説が。彼ら傭兵軍団の名前「背嵬軍」って南宋岳飛の精鋭騎兵部隊やんな〜と。途中ちゃんと答えあわせしてくれる親切設計。
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.2

変な感想だけど(彼は全くタッチしてないにも関わらず)
タランティーノは自分には合わんな、というのを再確認してしまった作品でした。

ドニー・イェンのハリウッド主演作品として話題があがった1970年代米
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ブラインド・ウォー 盲目の戦士(2022年製作の映画)

3.1

ブラインド・ウォー 盲目の戦士
ドラマ『将夜 』の朝小樹ことアンディ・オンがカッコよかったので最新映画を見た。

主役やで主役!
盲目ゆえに彼を狙う女刺客と娘を救うため知らずにバディを組む事になる、と
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ダウントン・アビー/新たなる時代へ(2022年製作の映画)

3.4

ドラマ6シーズンを経て劇場版の2作目。
見る前から想像していた「もうこれしかないよね」というラストへの流れ。

サイレントからトーキーに移り変わるエンタメ界を舞台にした作品には大傑作ミュージカル映画『
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燈火(ネオン)は消えず/消えゆく燈火(2022年製作の映画)

3.9

冒頭のゲームセンターのシークエンスから胸が締め付けられる。
我が父を亡くしたばかりの当時の母をなぞるような展開にこちらの記憶も呼び覚まされてしまう。多分自分はあの娘と似たようなものだった。

ネオンが
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シャクラ(2023年製作の映画)

3.9

お正月からドニー・イェン主演監督作 シャクラ を見てきた。
フォロワー様が私の為の映画と言ってくださいましたが、まさにその通り!
大好きな金庸原作 天龍八部 をドニーさんと谷垣健治氏のアクションで見ら
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K.G.F:CHAPTER 2(2022年製作の映画)

4.3

話題のインドカンナダ語映画K.G.F を観た。
1と2、連続して観たので総合評価。

観るごとにどんどん深みにハマるこの感覚は正直初めてだ。すげえ。

今や自宅にいる間はずっと流してる。目で追ってるば
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K.G.F:CHAPTER 1(2018年製作の映画)

4.3

話題のインドカンナダ語映画K.G.F を観た。
1と2、連続して観たので総合評価。

観るごとにどんどん深みにハマるこの感覚は正直初めてだ。すげえ。

今や自宅にいる間はずっと流してる。目で追ってるば
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刺客(2022年製作の映画)

3.3

ベテラン香港監督らしいキャスティング(またその重鎮たちの無駄遣いも含め)のウィリアム・フォン主演の超シンプルな英雄譚『刺客』を観た。

まずはガジェットヲタクの李仁港監督に自分はすっかり慣れたんだなと
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盲剣楼(2022年製作の映画)

4.0

『盲剣楼』観たよ!!!
始まってすぐ座頭市リスペクト感じたしマカロニウェスタンの匂いもする。
動作が丁寧で制作者が三隅研次からるろ剣まで日本時代劇をよく観てるのも分かる。

かつてあったプログラムピク
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三国志英傑伝 関羽(2011年製作の映画)

3.4

JW4を観て弾みがついたドニーイェン祭り続行。これまた通して観るのは数年ぶり。
祭りを開催してみて、近作だと考えてたものがすでに十数年経ってることに大いにビビる。
つい、5年くらいのつもりでいたがとん
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処刑剣 14 BLADES(2010年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

JW4のケインで弾みがついたので、地道に自宅でドニーイェン祭りを開催中。
主演した武侠映画『処刑剣14BLADES』を引っ張り出した。2010年作で確か翌年の日本公開時に、今はなきシネマート六本木で
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ソン・ランの響き(2018年製作の映画)

3.2

想像以上にベタな話だったけど、そうなると重要なのは俳優と絵作りのセンス。
この2つが非常に良い。
加えてユンの閉塞感ね息苦しくて居た堪れない。
リンフンのお顔が美しく、見惚れてしまった。横顔が素晴らし
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イップ・マン 序章(2008年製作の映画)

4.5

ジョン・ウィック コンセクエンスに行ったことで、久々にドニー・イェン主演のイップ・マン序章を観ました。

多分通してじっくり観たのは2年ぶりくらいやけど、

いや〜何度観ても素晴らしいわ!

アクショ
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.0

スタエルスキ監督の溺愛するもの全部載せ!なによりアクション愛に溢れてキャラが皆良い、主要からサブまでキャストに一切の死角なし。

還暦オヤジトリオの素晴らしさは多くの方が言う通りだが、プラス スコット
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女と銃と荒野の麺屋(2009年製作の映画)

3.3

コーエン兄弟のは未見。
張芸謀は大作よりもこういう小作の方が合うと思う。

砂漠の赤と深い空の青。どこまで行っても同じ景色。そこに違和感バリバリにポツンと存在する麺屋とビビッドな色合いの衣装を纏った登
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唐山大地震(2010年製作の映画)

3.2

色々勘違いしていたわ。監督は馮小剛だしファン・ビンビンが主演(なぜそう信じてたのか不思議)ではなく彼氏の方(現在は知らんけど)が出てた。冒頭の地震のシーンは薄目にしたくなるほど怖い。エキストラはマジボ>>続きを読む

道士下山(2015年製作の映画)

4.1

毎日楽しみに観ていた金庸原作武侠ドラマ『天龍八部』(2021版)が最終回を迎えてしまい、激しいロスに襲われたので「と、とにかく武侠が見たい…」と久々に見直した。

激動の民国期、王宝強演じる道士が下山
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楊家将-烈士七兄弟の伝説-(2013年製作の映画)

3.5

昔から見よう見ようと思っていてやっと見た。
でも今でよかったとつくづく思う。
中華圏での有名なお話、楊家将演義(楊家府伝)をザッとでも知らんとこれついていけんわ、絶対。

幸いかつて楊家将ドラマを見て
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ポエトリー アグネスの詩(うた)(2010年製作の映画)

4.8

ここ数年で観た映画の中でもベスト級。女性を主人公にした作品だとTOP3に入る。

この作品には2つのテーマがある。
ひとつは創作するということ。
もうひとつが女性として生きるということ。

ミジャ、6
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ワンダーガールズ東方三侠(1993年製作の映画)

3.2

ジョニー・トー監督、主演にアニタ・ムイ ミシェル・ヨー マギー・チャン。
今思うととんでもない豪華キャスト。
敵の怪人には若き日のアンソニー・ウォン。武器が血滴子、ギロチンやん。本当にギロチン好きなや
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ドラゴン・フォー3 秘密の特殊捜査官 最後の戦い(2014年製作の映画)

3.2

完結編のこの3作目を一言で表すなら

吸星大法 笑

4人の男女が神侯府に集うことで始まったこの映画も最後は于承惠とアンソニー・ウォンという名優2人のジーサン対決になったのでありました。
好きです。
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ドラゴン・フォー2 秘密の特殊捜査官 陰謀(2013年製作の映画)

3.4

前作で敵対していた六扇門と神侯府の和解から始まった続編は、組織モノのお約束、離間の計で揺らいでゆく。

無情、鉄手、諸葛正我の過去が明らかになる流れは面白い。その分一作目で主演ぽかった冷血君が割を食っ
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ドラゴン・フォー 秘密の特殊捜査官 隠密(2012年製作の映画)

3.4

『ファンタスティック・フォー』+『X-MEN』中華版という噂をチラホラ聞いてたけど、思えばアメコミが誕生するうんとうんと前15世紀末の『 水滸伝 』では公孫勝など道士たちが謎のビームや魔法を駆使して戦>>続きを読む

チャウ・シンチーのロイヤル・トランプ(1992年製作の映画)

3.3

ものすごい昔に一度見て、それ以来二度目の鑑賞。

康熙帝の生涯を真面目に描いたドラマ「康熙王朝」や比較的原作に近いと言われている黄暁明版の長編ドラマ「鹿鼎記」をここ数年で完走したこともあり、今ならもっ
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グッド・バッド・ウィアード(2008年製作の映画)

3.6

ソン・ガンホ、イ・ビョンホン、チョン・ウソンという3大スターを配し、セルジオ・レオーネ監督 マカロニウェスタンの名作『続・夕陽のガンマン(The Good, the Bad and the Ugly)>>続きを読む

マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.5

映画は監督のものという事を強く感じた一本。

ウォシャウスキー兄弟として1999年『世界で最もクール』な一作目をヒットさせた人が、三作目から18年の時を隔て今度は“ラナ・ウォシャウスキー“としてキャス
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