天行健~革命前夜、風立ちぬ~の10の情報・感想・評価

エピソード10
#10 反乱の黒幕
拍手:0回
コメント1件
tanzi

tanzi

内務府総管 存清は右の頬のホクロから毛が生えとる。昔の香港映画でこういうホクロからの毛とか小指の爪だけ伸ばしたオヤジてのをよく見たけど、すごい久しぶりに見たわ。リアルにもよういてはったらしいです。 さて、刺客騒ぎや郊外で摘発された逆賊といい全ては内務府撹乱のための妨害とまるっとお見通しの穆青。さすが。 そんな有能な穆青だからこそ淇親王は排除したいのだ。 一方、捕吏王家洛はとうとう卓不凡に追いついた。その執念と忠義心には天下一の剣客も敬意を抱くほど。 が、そんな相手の気持ちなど大清律礼命の男には届くはずもなく、正面から勝負を挑みあえなく一刀で倒されてしまった! 倒れた彼を見つけた林安静すら捕吏の札を手に握らせ顔の泥を払ってあげてその場から立ち去る間違いない死。 ええええホンマに死んだん??? が、そこにまた現れた姜恨。ひー、あなた何者? 王家洛の肩にある刺青は絶対何か意味があるんやろね。 舟に乗せて川に流すと、今度は流された先で治療を受け一命を取り留め……って、もう起き上がって喋っとんかーい! ツッコミが追いつかないほどのコイツの回復力は笑うとこっすよね。 太公望よろしく釣り糸を垂らすこの男は、大沽から下手人を追い河南まで来た捕吏に感心し家洛が懐に忍ばせた『公羊義疏』を見つけて問いかける。 きたわ〜、この人絶対に袁世凱。 捕吏は賎業にあたるため科挙は受けられない。それはワタクシ知らんかったわ。父の悲願でありそのために生きてきたような彼が科挙廃止後に成り行きとはいえ「食うためになった捕吏」。 その捕吏の職務を全うしようとする彼を釣り人は「清流」に喩える。 そして、いずれ大成する日が来るだろうと山西北洋軍四十三協の龍池を訪ねよと推挙する手紙を持たせる。 本気なのか気まぐれか、それとも数打ちゃ当たるなのか、摂政王に疎まれこの時は失脚隠居してたといえ、北洋軍を清国最強の陸軍に育て上げ失脚後もなお影響力を保ち続けた袁世凱という人間の人材登用の妙なんか。 「兵と銃があってこそ融天嶺を倒し卓不凡を捕えられる」 送り出す袁世凱の言葉には、穆青にはない“恥も外聞も捨てて目的を達成することのできる王佐の才“を持つ者の説得力があった。