天行健~革命前夜、風立ちぬ~の17の情報・感想・評価

エピソード17
#17 一路南へ
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tanzi

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OPは新しく穆青の独白。 列車の狭い通路をすれ違う登場人物に重なる彼の独白を聞いていると、なぜか王家衛の映画『2046』を連想してしまった。 このドラマには人名を含め、様々な点で過去の名作へのリスペクトが隠されているけれど、これもそのひとつなのかと深読みしてしまうところも魅力。 向かった先の福建は洪水と干魃で流れ着いた被災民で溢れた地だった。 過去の救済も指揮してきた内務総管存清の口から語られた“救済のタイミング“には寒気がした。 「救済が早ければ民は不平不満を募らせるが、死人が出れば出るほど民はありがたがる」 ひいいい〜。現代でも以前から政治手法として使われ、2026年の日本の現政権が隠す事もなく(いやマスコミにも報じさせないので隠してることにはなるのか)強権を振るう『ショックドクトリン』手法そのままやないですか。頭抱えるし。 その事実を聞いて、穆青は密かに善行をするも1人の力では到底全ての民を救うことはできず、それが偽善であるとも分かっている。 朝廷の施した食料に群がる民を見て家洛は「これこそ皇恩」と満足気に呟くが、林安静は冷たい表情で彼をその場から引き離す。 安静には施される民の側にも弱肉強食の無情さが横たわってることを知っているんやわ。