天行健~革命前夜、風立ちぬ~の32の情報・感想・評価

エピソード32
#32
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tanzi

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いよいよ約束の日当日。 内務府、四十三協、融天剣派による厳重な包囲では般若堂も近づけない。 そこで一計を案じて部下を撤収し、4人目を待つ3人の男たち。 クライマックスに向けて悲劇の予感にキリキリ締め付けられる前半。 大局どころかその場に必要な空気も読まず、下手人卓不凡を執拗に追い詰めようとする王家洛がなんだか大清律令を丸暗記しただけの機械みたいに見えてくる。 そうだ。科挙が廃止され失意の父を看取った時から、彼は八股文や四書五経の暗記に全てを捧げ童試を受ける直前の書生のまま時が止まってるんだ。 が、そんな緊迫感から一気に解放されたほのぼのシーンに大歓喜。 わーん、3人のこういうのずっと見たかったやーん。 不凡さん達筆やし。みんなでフーフーしてるのとかさ〜楽しくて悶絶しそう。 牌九で顔に貼った紙の意味は分からんけど、不凡さんすげ〜可愛いのでアリですわ。 それを監視する日本側の反応がより一層この場面を面白くしてくれる。 このまま、君たち知己になってもよろしくてよ。 それまで日々の生活に汲々とし一門のためとはいえ淇親王を前に苦しい立場にあった卓掌門が、初めて部外者に自らの気持ちを明かすのも胸熱。 天下一の称号も本当に強いからではないと理解し十数年研鑽を怠らなかった志、勝負に負けても次に繋がると考えるその心根こそ、武侠世界 江湖で燦然と輝く“天下第一の剣客“に相応しいよ。知ってるよ、だってワタシたくさん見てきたもん、それこそが英雄の素質、条件だもん! 滅びゆく清朝とともに消えゆく宿命を背負った武侠の精神を今ここで理解しているのは穆青だけ。 思わず「敵でなければ友になっていたかも」と掌門への敬服を隠さない。 ああ、出来たら1人グースカ寝てるこの石頭の王家洛にも理解できる日が来ますように!