マフィアの金に手を出しちゃった。
「再生数７万7000回　バスったね」ってお話。
ISUZUのトラックにキャデラックもどきのマーク、なんなんだろう。

馬鹿な奴らが、馬鹿なことして大切なものを失い逆恨みする話。

作品の強みが分からない。
何を表現して、どう楽しんでもらおう、という制作の姿勢が伝わってこない。
人物描写の構成が大雑把。感情の継ぎ接ぎで連続性を感じられないから怒りや悲しみをチープにみせてしまっているし、それが大きな疎外感を生んでいる。
脚本がキャラクターを殺してる。

まあとにかく没入できない。
理由は、登場人物の行動や感情のつくりに納得感が足らずリンクできなくて置いてけぼり喰らう上に、魅力的なキャラがいないので退屈だから。
登場人物が全員クレイジーで理解できない作品は別にたくさんあるけど、それらはキャラクターで魅せる。だけど、この作品には其れがない。
想像の範疇で、馬鹿な奴がやりそうなこと、に収まってしまってて突き抜けてるところがない。
アフメトみたいなキャラは、”イライラさせるけど物語を動かす”だったり、憎めない”ユニーク”な一面があったりすることが多いから1話で少し期待してたんだけど、途中から置物と化して死んでたね。

90分の映画じゃなくドラマシリーズならもっとキャラをみせてほしい。映画の尺じゃ描ききれない丁寧な描写に期待してシリーズを観るし、足し算できるのが引き算の映画と違う良さだと思ってるから、そこに応えて欲しかった。
人物描写をなめらかに、アフメトをもっと上手く使っていたら面白くできてたと思うなあ。
エファの仏頂面しか褒めるとこなくて悔しい。