YellTao

BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係のYellTaoのレビュー・感想・評価

5.0
「あなたを殺したのは誰ですか」

核が単細胞のくせに、テレビをつけるたび、外へ出るたび、複雑な世の中に翻弄されてばっかりの私。
大人という時間を過ごしてみると、理想と違って振りかざすほどの正義なんかなく、奮い立たせてみたところで見当違いだったり利用されたり、今では尻込みすることまで覚えてしまってる。

被害者(=死者)しか知り得ぬ言葉を耳元に突き付ける『発現』、絶対的に白や黒では決められない『連鎖』、インターバルのような可笑しく愛おしい『追憶』、いよいよ境界に陥る『敗北』

本来なら、その立場だけでも正義そのものである刑事・安吾くんの思いもよらない宿命が、創作という境界を超えてすべてが我が身に降りかかるけど、放送当時から何かと繰り返してる。
ある意味、浄化作用なのかな。。


これは余談。
単細胞生物であるラッパムシ。実は「考えて」から行動している可能性があるらしい。
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