掌心~宮廷に響く復讐の鈴音~の15の情報・感想・評価

エピソード15
第15話
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なっこ

なっこ

#1-15 陰りのあるヒロイン像 ヒロインは現代で言うところの精神科医。 催眠療法で心の病を軽くする力がある。 知略に長け、復讐の志を同じくする女性たちとも連帯できるヒロインには、後ろ暗い過去がある。幼い頃に自らの能力を過信したことで悪意ある者に利用されてしまった。それを悔い、その事件に巻き込まれた女性を救おうとしたが救えなかった苦い過去を抱えている。 苦悩するヒーロー像はよく見かけるがヒロインにこういう過去を設定したものは珍しいかもしれない。互いに利用し合う関係に発展する男性も現れるが、同じ道を歩むわけではない。その距離の取り方に好感が持てる。ピンチにヒーローの登場を待ち望むヒロイン像はもう過去のものになったのだと思いたい。ピンチになっても自分で自分を救うことのできるヒロイン像ほど逞しく感じられるものはないからだ。 妖しい魅力で人を惹きつけるヒロイン。人の心見透かして、囁きかけて、意のままに動かす。心があるその向こう側まで見えているのではないかと思わせるほど人の心を裸にしてしまう。今後彼女のセクシュアリティが語られる場面はあるのだろうか、その点も興味深い。 新しい戦うヒロイン像誕生の予感。
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