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チーム・バチスタの栄光のmanpatiのネタバレレビュー・内容・結末

チーム・バチスタの栄光(2008年製作のドラマ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

キレッキレだけど態度の悪いAが現状に甘んじてるBに噛みつき、何かを暴くだけでよくある美味しんぼ的構図、半沢直樹的構図が成り立つのだけど、そこに栗田さん的なぐっちーを真ん中に据える事でより物語に深みと取っ付きにくさが加わったと思う。
海千山千を相手にするには物足りなく見えるぐっちーが実はなかなかの人たらしというのも実に良い。
外科手術のような即効力はないけど、漢方薬みたいにじわじわと効いてくる。よくわからないが、きっとそうに違いない。

田口家でのおじいさんとの会話も好きな部分で、ぐっちーの人格形成に大きく作用しているのではと説得力を持たせた。

不定愁訴外来には子供の患者も多いとの理由で漫画が置いてあるが、沈黙の艦隊とかわりと大人向けを揃えてるのはどうかと思った。
と、ここまでが4話までの感想。
ここから5〜最終話(バレ含む)

途中でグダる展開を挟みつつ、11話まであるから尺伸ばしで途中変なドラマ版用犯人を創っちゃったかと思ってたら、なんとそれが原作版の犯人だったらしい。
その後も殺人者は増え続けるも、動機とか弱くね?と感じた。
完璧なアップルパイにホイップクリームをがんがん足しちゃったみたいな。
多分、バチスタで前半、後半はジェネラルルージュくらいで1シリーズにする半沢直樹スタイルくらいがちょうどいい尺になりそう。
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